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みなさま、
おはようございます

進行肝臓がんの治療が
本当に多様化してきています

これまでのカテーテル治療に加えて、
6種類の全身の薬物治療が使える今、

それぞれの患者さまに
どの治療を選択するのが
ベストなのか
改めて考えていかないといけません

一般的には
進行がんに対する基本的な治療戦略は、

様々な抗がん剤を駆使しながら、
いかに癌を小さくさせ、大きくさせないか
です

ですが、岩本内科では、
いかに癌を小さくさせ、癌をゼロに持っていけるかを大切にしています

進行肝臓がんに対して、
私が持っている武器で最も強力な武器が、

肝動注化学療法 New FP療法です

そして、癌のとどめを刺せるのは、
門脈動脈同時塞栓療法です

New FP療法は癌を小さくさせる力が70%
癌をゼロにする可能性が30%程度ある治療で、

今、進行肝臓がんの治療で世界で報告されている治療の中で
最も高い治療効果を示しています

ですが、残念ながら100%ではありません

New FP療法が苦手な癌の状態などもあるので、
それらをうまく他の治療でカバーしながら
もっと効果を上げられないか・・・いつも考えています

いま、肝臓がんに使える抗がん剤は
基本的には癌の血管を抑える薬剤です
あとは、免疫を活性化させる薬剤です

併用するのは、保険上難しいのですが、
うまく組み合わせる事で、
お互いの良いところを高め、
悪いところを補うことができる気がします

たとえば、
この患者さま、
肝臓がん、ステージ4Aの状態
肝静脈への浸潤
があります

スライド3

血管造影をみますと、
癌が黒くもやもや染まっています

スライド5

それに、癌の中で、肝静脈に流れやすいルートができてしまっています

このような静脈や門脈に流れやすいルートができていると、
薬が溜まりにくくなる可能性があります

この様な状態でも、あの手この手で工夫して、
写真の様に、薬をためていくのですが、

スライド10

この様な状態の癌には、
全身の抗がん剤をうまく動注化学療法の間で導入すると
良いのかもしれません

それぞれの患者さまにとって
ベストな治療戦略は何か?

探求は続きます

今日も治療です
さて、ガンばりますか

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。
Source: ガンちゃん先生奮闘記

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