ブログランキングに参加しています。皆様の応援クリックが励みになります!
マインドフルネスの第一人者として知られるティック・ナット・ハン師。アメリカやフランスを中心にマインドフルネスの普及活動をしており、その著書の多くはベストセラーになり、世界中の読者に広く読まれています。
彼の著書のひとつ「怒りー心の炎の静め方」。その内容は2015年にNHK Eテレ『こころの時代』で特集され大反響を呼びました。
本書では怒りの扱い方や対処の方法について語られており、怒りに流されずに、”怒り”を”思いやり”や”愛”に変容するための意識的な呼吸や歩行などの具体的な実践方法について書かれています。
誰かが私たちを怒らせるような言動をとると、私たちは苦しみます。そして、相手を苦しめれば自分の苦しみが和らぐと思って、何か言い返したり仕返したりしがちです。「彼を罰したい、苦しめたい。私のことを苦しめたのは彼なのだから、彼が苦しむのを見れば私の気持ちもおさまる」と考えます。
多くの人が、このような子供じみた考えに陥りがちです。でも実際は、あなたが相手を苦しめれば、その相手は自分の苦しみを減らそうとあなたをさらに苦しめようとします。その結果、両者の苦しみが増長します。両者に必要なのは思いやりと助けであって、罰することではありません。
怒りを感じたら、まず自分に戻って、怒りと向き合ってください。誰かがあなたを苦しめたら、自分に戻り、その苦しみや怒りに対処するのです。何か言い返したり仕返したりしてはいけません。怒っているときの言動は、関係をさらに悪化させるだけです。 (本文より抜粋)
ハン師は、怒りは他者が引き起こしたものではなく、自分の中にある怒りの種こそ苦しみの主な原因であることや、怒りを感じる時苦しんでいるのは自分だけでなく、相手も同じように苦しんでいると言っています。
そして、この瞬間に起きていることを大切にし、今という瞬間に生きることで、怒りや不安、未来の心配事から自由になれると伝えています。
怒りというのは煩わしい感情だと思いませんか?怒りを溜め込んでいると、病気にもなってしまいます。怒りの感情から解放され、思いやりや愛を持って生きることができたら、どんなに生きやすいでしょうか。
怒りを感じた出来事が頭を占め、何とか腹の立つ相手をやり込めたいと思うかもしれません。それでも、怒りに身をまかせその感情を膨らますほど、他でもない自分を苦しめているのです。
他人の愛のない言動に傷ついたり、怒りを覚えたりすることもあるでしょう。けれど、自分を攻撃する相手ほど苦しんでいて愛を求めているのだと理解した時に、これまでと違った視点で捉えることができ、相手を思いやる感情が湧いてくるように思います。
本を読んで、自由とは自分の心のあり方にあるのだと感じました。
怒りに身を任さず、今この瞬間に目を向け、自由に生きていきたいですね。
書籍紹介
- 「難病に挑むエネルギーヒーリング」
全234ページ 1620円(税込)
全国大手の書店やアマゾンなど種々のウェブストアで発売中
- 「意識のめざめ~私が人生で知りたかったこと」
幻冬舎より発売 運命はこんなにも簡単に変わる!
全国大手の書店やアマゾンなど種々のウェブストアで発売中 郵送をご希望の方はこちらから
- 臨床心理学から見たエネルギーヒーリング
幻冬舎より第2弾。心理学の世界からマインドパワーについて解析!
全206ページ 1620円(税込)
全国大手の書店やアマゾンなど種々のウェブストアで発売中 郵送をご希望の方はこちらから
- 「生きて 愛して 笑って」
マインドパワーの真髄を学びたい人にはこの一冊
全360ページ 1944円(税込)
郵送をご希望の方はこちらから
- 「意識を変えると運命は変わる」
マインドパワーを手にし、病を克服し、運命を変えた約200人による寄稿集。パワーを手にして臨床現場で生かす医師8名の記事も掲載。
全220ページ 1188円(税込)
郵送をご希望の方はこちらから
お問い合わせは・本の注文はこちらから
お問い合わせフォーム
太陽の丘クリニック公式ブログ
福岡市の郊外にある太陽の丘クリニックは、豊かな自然に囲まれた癒しのクリニック。必要な検査や投薬は行いながら、西洋医学をベースに患者さん本来が持つ自然治癒力を高める診療を目指しています。遠方から来られる患者さんのためにも土日・祝日も診療を行っています。http://taiyonooka-clinic.com/
Source: ドクター美都の挑戦
コメント