神の詩 第五章十二節 21

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 神の詩 第五章十二節 21

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「心を統一した者(ヨーガ行者)は、行動の結果を捨てて、究極の平安に達する。心を統一していない者は、欲望のままに行動し、結果に執着して束縛される。(十二)」

続きです。

前回までに
五つの心の作用について
学び
内観しました。

「一一(いちいち)に微問して、惑を断じ、迷を尽くし、法を除き、言を絶し、性を見、解を生ず。」空海「十住心論」

空海も、
心の作用を
一つ一つ内観・精査する重要性を語っています。
「これらの心の作用は、瞑想修練(アヴィヤーサ)と離欲(ヴァイラーギヤ)によって止滅される。」ヨーガ・スートラ第一章十二節

ここで、
心の作用を止める方法
が記されています。

アヴィヤーサという言葉は、
簡略化して言うと
「繰り返しの内的世界の実践」
を意味する言葉であり、
その本質は
「自己の中心に向かうこと」
です。

アヴィヤーサは、
とても奥深い言葉で、
日常生活のあらゆるところで応用できる
修行習慣と心構えを合わせたヨーガの修練全般を示すのですが、
ここでは
その代表的な修練として
瞑想修練
としておきます。

ヴァイラーギヤは、
外的世界から離れること
を意味しています。

内的世界の実践と外的世界から離れることにより、
心の動きは
本来の源泉と同様に
強く鎮まっていきます。

続きます。

精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 1
森井 啓二
きれい・ねっと
2021-08-20


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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