遺族によると、男性は80代の妻と2人暮らしで、4月上旬から発熱やせきなどの症状があり、近所の病院を受診。処方された解熱剤を飲むなどして自宅療養していた。同13日に症状が悪化して同県所沢市の病院に救急搬送された。しかし、入院の必要はないと判断され、PCR検査(遺伝子検査)を受けて帰宅した。
男性は15日に狭山保健所(同県狭山市)から電話で陽性を告げられた。妻は「頼むから早く入院させてほしい」と依頼したが、保健所からは「重症者を優先して入院させている」などと返された。夜に再び保健所から「病院は見つからなかった」と連絡があったという。
男性は16日に自宅で呼吸困難となり、再び所沢市の病院に救急搬送された。だが、重篤な状態だったためその日のうちにより高度な治療ができる県内の別の病院に運ばれた。集中治療室で人工呼吸器を付けたが27日に死亡した。妻も男性の入院後に感染が判明し、現在は別の病院に入院している。
厚生労働省は高齢の感染者は原則入院との指針を示している。埼玉県は男性の陽性が確認された4月15日時点では「感染者は全員入院させる」と決めていた。しかし、当時、入院先が調整できない自宅待機者が207人おり、順番待ちの状態だった。保健所はその間、電話問診で症状を把握し、必要があれば医療機関につなぐ態勢をとっていた。
男性の長男(55)は「状態を目で見ず『電話で』というシステムは無責任。症状が軽くみられたのではと思う」と憤る。男性の孫(24)も「最初の救急搬送の翌日に祖父に電話したが、せきがひどくて話もできない状態で、食事も取れていなかった。保健所の判断には疑問がある。もっと対応が早ければ違ったのでは」と不信感を口にする。
うーん、、同情はしますが、、
>状態を目で見ず『電話で』というシステムは無責任
これは無理です。
これを無責任と言い出したら保健所はパンクするし、保健所員は感染するし、保健所が閉鎖になる。
そして死体の山が積みあがる。
そもそも、その「かかりつけ医」はどーしたんだろう?と疑問。
で、
検索すると、、
4/30の記事で
新型コロナ 軽症者ホテル 人手不足…埼玉県「医師いない」
とある。
2020/04/11
新型コロナウイルスの感染者のベッドが足りない埼玉県で、ベッドの数を確保するためにすでに入院中の軽症者らの受け入れ先として県がホテル2棟、223室を確保したと発表しました。
埼玉県では感染者約160人が病院のベッドが足りず、自宅で待機しています。
ほとんどは軽症者ですが、県は全員をいったんは入院させる方針です。この人達のベッドを確保するため県は、すでに入院している軽症者らの受け入れ先を探し、さいたま新都心駅近くのホテル2棟、223室を確保したということです。このホテルには医師1人、看護師2人が常駐して軽症者らの健康観察をします。県は14日以降、準備が整い次第、軽症者らを移動させる予定です。
まぁ、こういうホテルへの移送と空きベッドの確保、その狭間で起きてしまった。
それはやはり、、
埼玉県の初動の遅さに原因があると思いますね。
国民民主党でしたか、、、
保健所を責めて、、
政府の責任の様にして、安倍批判になる。
いや、コレ、国民民主党を選んだ「埼玉県民の結果」ですけどね。
ただ、、今はある意味「戦時」です。
個々の感染への自意識の高さと、実際の努力は必要だと、、思いますね。
時期的に、3月の海外帰国者が持ち込んだL型コロナに感染した事例でしょう。
※大阪も同時期ですが部屋数の違いが大きいです。キャパシティの差が明暗を分けます。
2020/04/14
大阪府は14日、「スーパーホテル大阪天然温泉」を借り上げ、新型コロナ軽症者の受け入れを開始する。400室を確保。無症状者や軽症者に宿泊療養してもらう。大阪府は一棟借り上げが可能な宿泊施設を公募。3日から7日で、202施設、約2万1千室の協力の申し出があった。
埼玉県のデータ2020/05/10
大阪府のデータ2020/05/10
取り敢えずこの辺で。
※ランキングクリック宜しく。
Source: 身体軸ラボ シーズン2
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