ステージ3 4cm 7個の多発 肝臓がんに対する門脈動脈同時塞栓療法

外科医

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みなさん
こんにちは、
2代目ガンちゃん先生です

土曜日は
私、2代目ガンちゃん先生も
毎週、一般外来を
岩本内科で行っております

一般外来では、
地域の方々が来院されるわけですが、
こういう外来も
好きですね

岩本内科では、
予約なしで
採血、心電図、レントゲン、
CT、胃カメラが行えますので、

受診から診断、
そして治療までがとってもスムーズなのです

今日も、お腹が張ると言ってご来院された方がおりましたが、
採血、レントゲン、CTまで
1時間以内で診断、治療まで
入院の判断になりました

こういう仕組みを作った
私の父であります初代ガンちゃん先生は
さすがだなと思うのです

さて、

肝癌治療においては
初代ガンちゃん先生は

門脈動脈同時塞栓療法を開発し、
その良さを訴え続けました

門脈動脈同時塞栓療法とは、
肝臓がんに対する
カテーテルを使った知慮
肝動脈塞栓術の質をできる限り高めた治療
です

どうやって質を高めたかというと、
アンギオCTを使うことと、
薬剤を癌に関係する末梢の門脈が出てくるまで投与することで、
質を高めました

今回、ご初回しますのは、

別の病院で
初めて肝臓がんを指摘された方、

4cm大が一つ、
全部で7個
ステージ3の状態です

スライド3

診断された病院では、
内服の抗癌剤か
簡単にカテーテルで薬を流すかを提示されたのですが
、、

本当にその治療方針でよいのか、ご家族が疑問をもたれ
岩本内科に来院されました

肝臓がんステージ3の状態は、
いま、治療方針がなかなか複雑になってきていて、
注意が必要です

もともとは
肝動脈塞栓術だけが標準治療だったので、
選択肢はそれだけだったのですが、

今は、たくさんの抗癌剤が肝臓がんに使えるようになったので、
早い段階で抗癌剤の内服が
肝臓がんでも勧められるようになりました

抗癌剤の内服に関しては、
肝動脈塞栓術が効かなくなってからという考え方が
あったのですが、

レンビマという薬剤が登場してから、
もっと早い段階で、つまり、ステージ3の状態になったら
レンビマ・・という考え方を提唱するドクターもおられる様な現状です

ここに注意が必要です

カテーテル治療は
治療する医師の技量に
結果が大きく影響する治療ですので、

もし、カテーテル治療が効かない、もしくは効きそうにないと
言われても、、

本当にカテーテル治療が効かないような状態の癌なのか、
ただ技術的に足りないから効果が出ない、出そうにないのか
見極める必要があるのです

たとえば、
この方、先ほど言った通り、
数も多く
安全に、全部の癌に
肝動脈塞栓術を行うのは、
難しいと前医では考えられたんだと思いますが、

一つずつ、丁寧に治療すれば、
すべての癌をこのように治療することができます

スライド4

これが、門脈動脈同時塞栓療法なのですが、
もちろん、治療する医師は
体力も気力も使いますし、
根気も、根性も要ります

ですが、患者さんによい結果がもたらされるのであれば、努力は報われます

治療後も肝機能落ちてません

治療が効かないとか、
効きそうにないというのが、
本当にそうなのか、
疑問が出たときは、

セカンドオピニオンで他の医師の意見をもらうのが
良いでしょう

そうすることで、良い治療選択ができていくのです

肝臓がんの性質上、
このようにある程度進行した状態だと、
再発のリスクは非常に高いのですが、

癌が一度でもゼロになるという事は、
必ず、長生きに繋がります

ですので、癌をゼロにするという考えを忘れてはいけないのです

門脈動脈同時塞栓療法、、
なかなか根性要りますけど、、良い治療です

くたびれます (笑)
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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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