緊急；シカを助けて：東京の荒川に出現したシカさんの末路

東京都の荒川河川敷の鹿。

先週から
野生のシカさんが
東京都足立区新田の鹿浜橋近くの河川敷に迷い込み
警視庁千住署員たちによって捕獲されました。

出典：日テレNEWS24

現在
捕獲されたシカさんは
足立区の施設に一時的に収容されています。

報道では
「預かり引き取り手を探している」
という美談になっています。

この報道を見て
多くの人は
鹿が無事に保護施設へ行くことを願ったと思います。

私も
足立区は
すべての命を大切にする近藤やよい区長がいるから
とても安心していました。

東京都の区長の中では
最も優れた人です。

ところが
現実の話は
大きく違う方向へと動いているようです。

シカを保護できる方が
足立区の担当課へ話に行きました。

足立区の回答は
「害獣の駆除を目的として捕獲したので、譲渡は考えていない。」
と驚きの対応。

この方の言葉を引用させていただきます。

荒川の鹿さんのこと

救ってやってもらえないかと多数の連絡を頂いています。

引取り先が見つからなければ殺処分と聞き、私としても何とか助けたいと思っています。

現在飼養している15頭→16頭になったとしても、お世話自体は大差ありませんし可能です。

ただ、いくつかクリアせねばならない課題があります。

①【土地をお借りして飼養しているので、香取神宮宮司様の了承が必要】

→私が香取神宮に問い合せた際に、神宮にも助けてあげてほしいと連絡があったそうです。

今後、引取り依頼が続くと困りますが、確認してみましょうと言って頂けました!!!　明日回答頂けると思います。

②【引取りに関わる法的課題】

→保健所等にも確認しています。　

③【受入れに関わる医療措置・搬送・既存の鹿たちとの関係】

→獣医さんに相談し、医療・搬送の課題はクリアできます。

香取にはボッチという野生鹿を受入れた前例があり、当初は群れに馴染めませんでしたが、今はすっかり群れの一員になっていますのでこれもクリアになると思います。

ここまで確認した上で足立区の担当部署である危機管理課へ問い合せをしました。

そこで一番の問題が浮かび上がりました。

なんと新聞等では引取先を探し、命を可能な限り繋ごうとしているかのような文面になっていますが、鹿は害獣なので駆除を目的として捕獲の申請をしたので、譲渡は考えていないと言うのです。

驚きました。。。

善処引き取れる可能性があるので殺処分はしないでほしい、駆除目的の申請許可だとしても譲渡できるように善処頂けないかとお願いしましたが、担当者は「譲渡できるように話をするかどうかも非公開、譲渡できるようになったとしても、どこに譲渡したか非公開、殺処分しても公開するつもりはありません」そうおっしゃいました。

東京は犬猫だって殺処分をなくそうと多くの方が取り組んでおられるし、鹿は野生動物ですが命です。

救える命は救おうという努力はしてほしいとお願いしたところ

「鹿は犬猫とは違います。害獣ですからご理解ください」そう言われました。。。

この担当の方とお話ししていて救おうという気持ちが全く感じられなかったので、この件に関する決定権をお持ちの方をお伺いしました。

足立区のことなので足立区長、そして駆除の許可を下したのは東京都知事、このお二人の判断で鹿の行く末が変わります。

救いたいという多くの方の気持ちをくんだ判断をお願いしたいと願うばかりです。