「(自称)肛門科」濫立時代の弊害

内科医

最近、他の「(自称)肛門科クリニックなど」に受診して、あまりにもテキトーに軟膏処方だけされて、やっぱりよくならない、ということで、外来にきてくださる方が増えてる気がします

別に私自身が「大腸肛門科」として素晴らしい医師とか、完璧である、と言ってるわけではないのですが、

大腸肛門科で指折りの病院で研修を受けさせていただく機会に恵まれ、それなりに一通りの疾患についてのスタンダードな診断と治療はできると思っています

もちろん、難しい症例や日帰りクリニックでできることの限界をこえてしまうと、大腸肛門科の大先輩の先生方のお力を借りなくてはならないこともありますが

でも、専門病院などでの研修経験もないのに、「肛門科」として診療するとか、もっとひどいのは、全く関係のない科の出身なのに、「肛門科」を名乗るとか、そんなクリニックが増えてるんですよねー

わからないとか、自分のキャパを越えてる場合などは、せめて、その旨をご説明し、専門の病院やクリニック、医師にかかるようにお話すればいいのに…、と思います

上述のように、私も複雑な経緯の方や日帰りクリニックの治療ではお手上げの場合はその旨をご説明し、大きな専門病院をご紹介しています

また、例えば泌尿器科的なご相談などは、あくまでも、「専門外になる」ことをご説明し、改善しない場合は一度泌尿器科に受診していただくことをおすすめしています

うーーーん、もっともっと、色々書きたいことがあるのですが、公共の電波?の場所なのでこれくらいにとどめておきます。

またしても生意気言ってすみません

※この記事は何年も前に書いていたのですが、ちょっととがりすぎてるかと思い、ずっと下書きのままで保存されていた記事です
でも、最近この辺のことを強く思うので、アップしちゃいました。

本当に生意気言ってすみません

↓記事とは無関係。
2人揃って、パンイチでパピコ
(2本入り80円前後で買える近所のスーパーでまとめ買い。我が家の冷凍庫はパピコで溢れてます)

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Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ

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