日本はなぜ核兵器禁止に反対するのか

その他

今年8月6日に
広島市で行われた平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)でのあいさつでも
首相は「核兵器禁止条約」について言及することはありませんでした。

式典ではあたかも核兵器を無くしていくかのように
スピーチしていますが、
核兵器を禁止する条約に多くの国が賛成する中で
日本は
核兵器の禁止に明確に反対しています。

しかもスピーチは、
残念ながら
毎年のように雛形の文言を少し変えた使いまわしの物になっています。

スウェーデン・ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の報告書

今年2019年1月の時点で
世界には1万3865個核弾頭が存在しています。

これらの核弾頭のうち、3750個
いつでも発射出来るよう配備済み。
米国   1750個
ロシア  1600個
フランス  280個 
英国    120個
の四か国です。

世界中の核兵器保有の約9割は
米国とロシアが占めています。

核兵器禁止条約
「核兵器の開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用及び威嚇としての使用の禁止ならびにその廃絶に関する条約」

核兵器の全面廃止と根絶を目的とする条約です。

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こちらはスウェーデン・ストックホルム国際平和研究所発表の核兵器数
sirisipri.org

2017年7月7日に
122ケ国・1地域の賛成多数により採択されました。
賛成123、反対38、棄権16で可決されたのですが
なんと
世界唯一の被爆国である日本は
この核兵器禁止条約に
反対票を投じています。


つまり日本は
核兵器の根絶の条約の採択を望んでいない
という明確な意思表明をしたのです。

これは
日本は
核兵器の全面廃止と根絶を望んでいないという意思表明です。

日本国民で
核兵器根絶を望んでいない人は
どのくらいいるのでしょうか?

国民の意思と政府の意向が
とても大きく乖離し過ぎているのではないかと思います。

この条約の採択には
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が大きく貢献し
ICANは
2017年10月6日にノーベル和賞を受賞しています。

核兵器禁止条約の全文は
各国語に翻訳されていますが、
日本政府は日本語訳をあえて作りませんでした。
(民間企業が作って公表しています)

世界各国が次々と核兵器反対を表明していく中で
日本は核兵器の根絶を拒否しています。

もちろん
日本国民向けには

「政府としては、これからも、「核兵器のない世界」の重要性を訴え、被爆体験の「記憶」を、国境を越え、世代を超えて確かに伝承する取組を様々な形で後押ししてまいります」

と心無いとしか思えない発言を繰り返すばかり。

米国は
中期的な核戦略の指針となる核戦略の見直し(NPR)を発表し、
実際に、実践で使える小型核兵器の開発を積極的に進めています。

最近映画で出てくる核兵器も
アタッシュケースに入った小型のものばかりですね。

現在米国は
5000を超える核弾頭を保有しています。

それを実践で使えるように再利用するという計画です。

さらに最近は
核を超えた「クォーク融合」の開発も進んでいます。
クォーク融合は、核融合の約8倍も強力なもの。

核融合でさえまともに扱えない人類が
クォーク融合を正しく扱うなんて到底無理なことです。

クォーク兵器が実用段階に入ったら
大国は急に
核兵器廃止を進めることでしょう。

良心と霊的理念を伴わない頭脳中心の科学は
人を間違った方向に向かわせます。

頭と心のバランスをとることで
初めて正しく科学技術を活用できるのだと思います。

日本は
国民の声をこれほどまでに無視して
核兵器禁止条約に
いつまで反対しつづけるのでしょうか。

正しいことを正しいといえない世界の中に
いつまでいるのでしょう。

核兵器や戦争などと言った暴力的な表現を取るのも
一人一人の深い意識の中にある安全を求める心が
表在意識の中で恐怖と合わさって
外側の世界に歪んで表現されたもの。

古代の日本には
長い年月に渡って
戦争の形跡がないそうです。
それは平和を望む気持ちが
正しく表現されていたからでしょう。

無意識領域の安全を求める波動が
表在意識で歪められないようになれば
これらの兵器は自ずと無用になっていくはずなのですが・・。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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