HSP片付けブロガーのナナコです。
おはようございます。
私は10代の頃
保育系の専門学校へ通っていました。
その頃、幼稚園実習があったのですが
そこであった印象的なエピソードがあります。
それは繊細なお子さんとの出会い
です。
あの頃はHSP・HSCという概念を
知りませんでしたが
今思い返せば、あの子はきっと
HSCちゃんだったのだろうな、と思います。
*HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)
とても感受性の高い繊細な人
*HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)
とても感受性の高い繊細な子ども
なぜなら
衝撃的なことがあると
それを一人で
癒す時間を作っていたからです。
そして、その子は
とても穏やかで優しい子でした。
今日はそのエピソードについて
触れて行きます。
その幼稚園へ実習に行ったのは
初夏の陽気の頃でした。
当時、園では
運動会に向けてお遊戯?だったか
組体操?だったかの練習中。
その時間には
体育専門の女先生がついていました。
その方は
良く言えば、熱血体育会系
わるく言えば
オラオラスパルタ系
厳しく熱く、大勢の子どもたちを
指導していました。
もっと本気だせー!
そんなもんなのかー!
…すみません
詳細は覚えていませんが
とにかく言動が激しかったことは確かです。
実習生だった私ですら
「わ…この先生だけ他の先生とは
全然違う空気感だなぁ…(^^;」
と感じたものです。
それはそれで
その先生のカラーだったのでしょうが。
決して意地悪で
スパルタしている感じではなかったですが
とにかく熱血にオラオラしていました。
熱血すぎて
たまにご本人が泣いていたような…
お前たちはもっとできるんだー!…みたいな?(^^;
子どもたちはその時間
とにかく一生懸命練習をしていて
その集中力や眼差しは
確かに見応えがありました。
その時間が終わると…
みんなサクサク体育館から出て行き
やれ、帰る支度〜♪と
もうさっきの鬼練習のことなんて
なかったかのように
おしゃべりしたり、おふざけしたり
和気藹々としています。
ところが
ある一人の男の子は違ったのです。
ひとり、机の上に突っ伏して
体操着のまま動けなくなっていました。
時間は流れ
先生さようなら、みなさんさようならと
他のみんなが帰った後も
まだ突っ伏している彼。
私が担任の先生に
「〇〇くん、どうしたんですか?」と
尋ねてみると…
「体育の時の衝撃を和らげているのよ」と
教えてくれました。
なるほど。
担任の先生は様子を見なが
男の子に寄り添い、言葉をかけていました。
「〇〇くん、体育の時間
今日もビックリだったね、大きな声だったしね」
「うん」
「でも、体育の先生は
イジワルしてるんじゃくて
みんなにできるようになって欲しくて
一生懸命なんだよね」
「うん、わかる」
そのような感じで
男の子の気持ちも、体育の先生の気持ちも
どちらも大切にする言葉掛けをしてたのですよね。
少しすると着替えを始めた男の子。
だいぶ穏やかな表情に戻っていました。
普段から静かなタイプで
優しく微笑んでいるような雰囲気が
印象的なお子さんでしたね。
その子は、熱血オラオラ体育の後に
毎回衝撃を和らげる時間が必要でした。
周りの子がなんともないことも
別の子にとっては
とても衝撃的なのですよね。
小さなお子さんの様子は
側から見ているとわかりやすいです。
成長するに連れ
刺激に対するショックの現れ方は
軽減する人もいれば
あまり変わらない人もいるでしょうし
それは個人差があります。
HSPさん・HSCちゃんは
五感から受けた刺激を
脳で深く処理しています。
ひとつの刺激に対して
そこからたくさんの情報を
受け取っているのです。
それが瞬間的な場合もあれば
じっくり時間をかけている場合もあります。
消化しきれなくなると
限界に達してしまい
シャットダウンすることも必要になります。
男の子のことを想像すると…
大きな先生の声
それに従う大勢のお友だち
ガヤガヤざわざわとした体育館
汗がじわっとする感覚
覚えなきゃ!という真面目な気持ち
そこでまた先生の激しい声
これが繰り返される…
物凄い熱量で…
それは机の上に突っ伏す
クールダウンの時間が欲しくなりますよね。
繊細さんと言われる
HSPさんは、これと似たような経験を
日常の中でしたことはありませんか?
幼稚園でも学校でも
会社でも、家庭でも
自分にとって処理しきれない情報量の中にいると
その刺激から離れて
回復するための時間(ダウンタイム)が必要になります。
それは
音や光の無い空間で
ひたすら眠ることかもしれませんし
自然の中でゆっくりすること
動物を触れ合うこと
植物の世話をすること、など
その時、その人それぞれで
違ってくるものですね。
子どもでも、大人でも
過剰な刺激に圧倒された時は
それが鎮まるまで時間を取ってあげたいものです。
そこを我慢して無理を続けると
心や体を壊してしまうからです。
自分にとって過剰な刺激とは何か?
普段から知っておくと良いですね。
・人混みが苦手
・BGMの大きいお店は辛い
・休憩の取れない仕事はもたない
など
その後はどのような方法を取れば
元気が回復するか?
そのツールをたくさん持っておくのも大切です。
・木がたくさんある公園を歩く
・1日の終わりはクラシックを聴く
・帰った家の中は刺激が少ないよう整理整頓をしておく
など
◯自分にとっての限界点
◯自分にとっての回復方法
を知っておきましょう。
そしてこれは、自分だけでなく
身近な人にも理解してもらえると良いですね。
お互いにできること、できないことを
わかり合えると
誤解も生じにくく
生きやすくなって来ます。
今日は
【これ以上は無理!】自分の限界点を知ろう
をお届けしました。
最後までお読みくださり
ありがとうございました。
それでは今日も
素敵な1日をお過ごしくださいね。
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