理想的に元気な膵β機能を持つと思われる 20歳代男性の 糖負荷試験における インスリン分泌-血糖値 グラフはほぼ一直線でした.
みごとな円形
では,同じく納先生のHPに掲載されている No.8の方はどうでしょうか?
No.23の人とはまるで対照的に 見事に円形を描いています.しかし,この方も健康な20歳代男性であり,スポーツマンなのです.
どちらも健康な20代の男性なのに 二人の糖負荷試験応答は ほぼ正反対でした.
そういう観点でみると
そこで,No.23の直線タイプ,No.8の円形タイプを分類の基準として,26人のグラフを分類していくと,ほぼ3つのグループに分かれているようです.各グループから代表3人を選ぶとこうなります.
ほぼ直線グループ
きれいな円形グループ
上記2グループの中間型
もちろん,これら以外により複雑な形の人もいますが,それは 後日述べるOverShootによる波形の乱れではないかと考えています.
それにしても健康で正常な人であっても,どうしてこのようなバリエーションがあるのでしょうか?
血糖値の変動とインスリン分泌との関係は,それぞれのグループで何が起こっているのでしょうか?
[9]に続く
Source: しらねのぞるばの暴言ブログ
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