「おめでとう」とは言えない事情。

『喪中はがき印刷承ります』――

今日、そんなチラシ広告が入ってきた

「もうそんな時期か...」

今年に入って
新型コロナウイルスの感染が拡大をはじめ、
自粛に明け暮れた日々

街のイベントはことごとく中止になり、
楽しみも、季節感さえも奪われた

春は知らないうちに過ぎ去り、
気がつけば、夏ももう終わってしまった

「“喪中はがき”か...」

そうこうしているうちに、
すぐに“年賀状”の時期が来るのだろう

が、今年はこんな時代

なんだか、
「おめでとう」とは言えない世の中だ

それは、“がん”の世界も同じだろうか

私の乳がんがわかったのは11月

検査、検査で、結局、手術は年明けになった

乳がん告知を受けた中で年賀状の準備をし、

心の中では全くめでたくもないのに、
それでも“普通に”年賀状を書き、

このはがきが届くころには、
私はどうなっているのかもわからないのに、

いつまで生きられるかもわからないのに、

『謹賀新年』などと、
新しい年が明けたことを祝い...

それでも“普通に”、
生活は営まなければならないのだ

年明け、知人に会った

まだ手術前のことだ

「こんなとき、
 “(新年)おめでとう”と、言っていいのか...」

と、言われる

“がん”は、
そこまで気を遣わせてしまう病なのか

“普通”でいいのだが、“普通”で...

まぁ、自分が逆の立場だったら...

やっぱり、「おめでとう」とは言わないだろうな...

   1日1回、応援のクリックお願いします
       日々の励みになります
    両方押していただけると嬉しいです
       ↓         ↓
    にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
  人気ブログランキング   にほんブログ村


 ★しこり発見から治療までの経緯は⇒
こちら

 ★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から


Source: りかこの乳がん体験記

コメント

タイトルとURLをコピーしました