私か大学医局を離れて企業の臨床開発に転職したのは3年前です。現場での治療に当たっていて、どうしても使いたい海外のある薬が、日本での認可がなかなか下りず苦渋を舐めたことがありました。その経験を機に、恩師の後押しもあって思い切って医局を抜け、製薬会社の臨床開発職に就いたのです。転職し、当時私か専門にしていた、肝臓疾患の為の新薬開発を夢見て仕事に精を出す傍ら、ある不安感が徐々に大きくなってきました。医師として臨床から全くかけ離れてしまうことに対してです。転職してから2年目に、知人が勤めるクリニックで毎週土曜日、外来診療のアルバイトを始める機会を得たのですが、始めて10ヶ月目にその知人が病院へ戻ることになってしまい、やむなく自分で次のアルバイトを探すことにしました。しかし何処でどんな募集があるのか、個人で探しても一件ずつ話を聞いて回るのは結構な労力です。医師専門の紹介会社などに登録してみても、無機質なメールで情報を送ってくるだけで、状況がよく分からない。そんな中、1社だけ病院の詳しい状況やどういう勤務内容かを生きた内容で紹介してくれたのが、ドクターズアベニューだったのです。 面接当日、コンサルタントの方にも同席していただき、その後で一緒に軽く食事をしたのですが、本当に「大と人のつながり」を大事にする姿勢や人懐っこさを感じ、つい話が弾んでしまったものです。今は、週末の外来や当直バイトなどスケジュールが忙しく感じるときはありますが、医師として充実していると思います。
Source: 医師のブログ
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