こんな時代。でも、こんな時期――。

その他

新型コロナウイルスにはじまった令和2年

そして収束が見えないまま、
今年が終わりに近づいている

とてもそんな気分にはなれない年末年始

それでもいつものように、
いつもの人たちに送らなければならない年賀状

「ぼちぼちはじめようか...」――

2020/11/20 年賀状

...が、今年はこんな事態

めでたい言葉を書くことさえはばかられる

いや、こんな時だからこそ、“普通”でいいのだろうか

そんなことを考えていると、
なかなかアイデアが浮かばない――

゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆

  私の乳がんがわかったのは、
  11月も終わろうとしているときだった

  12月は検査、検査で1か月を過ごし、
  手術は年明け

  しかも手術日が決まらないまま、
  年末年始を過ごさなければならなかった

  「手術日が決まったらお電話します」

  そう病院から告げられたまま、年末

  「いつ電話がかかってくるだろう」

  と、なんとも落ち着かない正月を過ごした

  そんなバタバタとした12月の
  検査の合間を縫って書いた年賀状

  本当は、それどころではなかった

  悲嘆に暮れ、絶望と先の見えない不安の中

  それでも、いつもの年と同じように年賀状を送る――

  とても、「おめでとう」なんて気持ちにはなれない

  「年が明ければ、私は乳がんの手術だ...」

  この時期になると、毎年そんなことを思い出し...

  それにしても、毎年出す人が減ってゆく

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Source: りかこの乳がん体験記

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