元気が出る薬がほしい
心も身体も、元気になれる薬――
乳がんになっても、元気だった
どこか痛いわけでも、
どこかが具合悪いわけでもなかった
普通に生活していた
なのに、“乳がん”だと言われた
こんなに元気なのに、
身体にメスを入れなければならない
乳房を切り取られる恐怖感...
麻酔から目が覚めた瞬間、
身体中が痛かった
手には力が入らず、挙上障害が残り、
腕と乳房の皮膚は麻痺をしたまま
そして、
2週間の入院最終日にはじまったホルモン療法
それは、副作用との闘いだった
がんとの闘いは、
心の闇との闘いであり、
得体の知れない不安との闘いであり、
副作用との闘いでもある
あの日から、すべてが変わった
心も、身体も...
「元の身体に戻りたい」
「元気な身体を取り戻したい」
そう何度願ってきたことか...
「元気になれる薬がほしい」――
とりあえず、
美味しいものを食べること
楽しいことをすること
それが、
“元気になれる薬”なのかもしれないな...
夕刻――
すでに気温は氷点下9度を下回っていた
うっすら降り積もった雪
一歩一歩踏みしめるたび、
「ギシッ...ギシッ...」と、雪が鳴いた
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Source: りかこの乳がん体験記
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