来年こそは!!

 いよいよ今年もあと残り僅かとなってしまいました.
 
 10月20日に生まれた孫は無事お宮参りもすみ,次女夫婦とともに東京に帰って行きました.
 孫ができたら可愛くて仕方がない,帰ってしまったら孫ロスになり,次に会えるのが待ち遠しくて仕方がないなどという話をよく他人から聞いて,ホンマかいな?と思っていましたが,今自分もかみさんもその立場になって,なるほどと実感しています.
 やはり娘たちに対してと同様,血の繋がりがそうさせるのか,そしてなによりもベビーにしかないあの柔らかな抱き心地や無垢な仕草がそうさせるのかわかりませんが,一種の本能なのでしょう(笑).

 さて,予想されていたことではありますが,案の定,新型コロナウィルスの感染者数が先月初旬から再び増加に転じたと思ったら,あれよあれよという間に第三波に入ってしまい,1日の患者数は3,000人を超えるまでに増加,まだピークアウトする兆しも見えません. 特に第一波,第二波と異なり高齢者の比率が増えたために重症者の入院増加により医療体制が逼迫する事態となり,全く気が抜けない状態が続いています.

 この秋からは一般の医療機関でも発熱の患者さんを積極的に受け入れる方向となり,当院でも午前診の後など時間的にゾーニングして,ある程度は受け入れるようにし,唾液によるPCR検査も限定的ではありますが可能としました.
 また当院に受診歴のない近隣の方が電話で相談してくることも多く,ボランティア精神で対応しています.

 そんな中,待望のワクチンの供給の目処がつき,イギリスや米国でついに接種が始まりました. 日本でも今年度中に接種が可能となりそうで,暗闇の中の一抹の光明といえそうです.
 ただ,子宮頸がんワクチンの時もそうでしたが,副作用と思しき報告が少しでもあれば待ってましたとばかりに不安と恐怖を煽る大衆迎合のマスコミには,今回ばかりは人々からいたずらに接種の機会を奪うような報道だけはやめていただきたいと思います.

 師走の慌ただしさの中にも街はクリスマスの雰囲気で華やぎ,人々が1年の労をねぎらう忘年会に繰り出すこの時期は,哀愁と達成感と希望とが交錯しているようで,私も大好きな季節なのですが,今年は人々の生活も街の風景も一変してしまいました. 私も職業がらもあって,予定していた忘年会もすべてキャンセルせざるを得ませんでした.

 つい1年前のこの時期,まさか翌年全世界がこんなことになろうとは,いったい誰が予想したでしょうか?
 以前のblogにも書きましたが,私にはこの未曾有の災禍は,神様が人類に与えた大きな試練なのだ,堕落しかけている我々に反省 を促しているのだと思われて仕方がないのです.
 1年延期された東京オリンピックの開催の可否について賛否はあるでしょうが,不安だ危険だとネガティブになるばかりではなく,開催実現という目標を,何としてでも来年前半には感染を収束させるのだというモチベーションにすればいいのだと思います.

 来年の今頃は,以前のように楽しく華やいだ,そしてなによりも平穏な年末が迎えられるようになっていますように


医師 ブログランキングへ

Source: Dr.OHKADO’s Blog

コメント

タイトルとURLをコピーしました