職員・利用者の顔出し情報発信で訴えられない施設作り【ネット戦略】

その他

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どうも、ヨウ-P(@s_y_prince)ことYO-PRINCEです!
今回は、ネット上で職員や利用者の顔出しをすべきかどうか悩んでいる方向けの記事です。
介護施設の経営がうまくいくネット上での情報発信のヒントについてお届けします!

今やどんな仕事もネット戦略が必要な時代です。

ただ単に施設のホームページだけ作っておくぐらいでは取り残されてしまいます。

TwitterやFacebook等のSNSを使って人材確保までしてしまう施設も現れ始めているぐらいですから…。

職員や利用者の顔出しなんて当たり前に行われています。

そうしたネット上での顔出し情報発信は、利用者獲得や人材確保につながるわけですが、介護現場にとってはとても有難い副産物が生まれる可能性もあるのです!

それは訴えられにくい施設作り(?)です!

どういうこっちゃ…と思われた方は読み進めてください!

というわけで、利用者の暮らしをあるがまま積極的に情報発信していきましょう!

いやいや、利用者の暮らしを見世物にしちゃダメでしょ…。

…ですよね。

賛否あると思いますが、この記事を読んでいただき、どちらの施設作りをしていくか考えるきっかけにしてもらえたらと思います。

利用者の顔を出して情報発信していくか?

それとも、利用者の個人情報は守りながら情報発信していくか?

皆様はどちら派ですか?

「人材確保」のためには利用者・職員を顔出し情報発信すべし!?

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まずは、上の写真をご覧ください。

ネット上であなたの写真が使われるとしたら、左右どちらの写真がいいですか?

または、誰かの写真がネット上で使われているとしたら、左右どちらの写真がいいですか?

あなたが、どちら派なのかを考えながら読み進めてもらえたらと思います。

さて、ここからが本題です👇

ホームページやSNS等のネット上での活動に力を入れる介護施設は確実に増えていますよね。

職員も利用者も顔を出してネット上で全世界に情報発信をしていく施設は間違いなく増えています。

職員が楽しそうに介護をしている姿や利用者が楽しそうに暮らしている姿が一番伝わるのは、そのときの「表情」も含めてあるがままを見せることだからです。

上の写真で言えば、明らかに左の写真の方が伝わりますもんね!

もっと言えば、今の時代、動画で情報発信することも当たり前なので、写真以上の「リアル」を伝えることが可能です。

これらの情報発信の目的は、一つは人材確保にあります。

この施設は、いい介護をしているなぁ~!
利用者さん、生き生きしてる~!

きっと多くの人が「こんな施設で働きたい!」と思うはずです。

いやいや…、オレだったら職員であっても利用者であっても顔出されるの嫌やけどなぁ…。

一方で、個人情報保護がどうなっているのか…と疑問を抱く人たちもいて、そうした人たちは「個人情報を雑に扱う施設で働きたくないな…。」と思うことでしょう。

利用者も職員も顔出ししてネット上で情報発信するということは、人材確保のターゲットを絞ることになるのです。

誤解が生じることも承知で極端に言えば、「利用者・職員の顔出し情報発信」の人材確保のターゲットは以下の通りです👇

  • 固いことは抜きにして介護を楽しみたい人がターゲット!
  • 固いことにこだわる人はターゲットにしていない!

顔出しの是非はさておき、このターゲットの絞り方自体は、介護施設の人材確保戦略として、私は正しいと思っています。

経営者側からすれば、固いこと言わずに介護を楽しんでくれる人のほうがマネジメントしやすいからです。

ちなみに、私は固いことを気にしてしまうタイプです…(-_-;)

ネットで職員も利用者も顔出しした方が人材確保戦略としてメリットが大きい…と書きながらも、顔出しには抵抗があるタイプの人間なのです…。

利用者に「選ばれる施設」になる時点で実は利用者を選んでいる??

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さて、利用者・職員の顔出し情報発信は、利用者獲得という視点ではどうなのでしょうか?

こんな暮らしができるなら、ぜひこの施設に入居したい!

自分の親を入居させるなら、こんな自由な暮らしができる施設がいい!

楽しそうな暮らしを見て純粋にそう思う人もたくさんいると思います。

いや~…、ここまで自分の暮らしをさらけ出されるのはかなわんな…。

一方で、個人情報を気にする利用者も多いはずで、そうした層からは敬遠されることになると思います。

当然のことながら、利用者獲得という視点でもターゲットを絞ることになります。

またまた極端に言えば、「利用者・職員の顔出し情報発信」の利用者獲得のターゲットは以下の通りです👇

  • 固いことは抜きにして楽しそうな場所で暮らしたい人がターゲット!
  • 固いことにこだわる人はターゲットにしていない!

ちょっと極端すぎるかもしれませんが、少なくとも個人情報については、ある程度「固いことを抜きにする」ことができる層がターゲットになってくると思います。

ネット上で利用者の顔出しをする施設は、当然のことながら利用契約時に個人情報のネット上での扱いについての説明をし同意を得ることをしています

そうやってネット上での顔出しOKの利用者を増やし、どんどんネット上で顔出しでの情報発信をしていけば、顔出しOKの人が集まってきて、おのずと顔出しNGの人はその施設を避けるようになる可能性があります。

要するに、選ばれる施設になるための顔出しの情報発信は、最初からすべての人に選ばれる施設を目指していないということになるわけです。

言い方は悪いですけど、選んでくれる人だけが選んでくれたらいいということになりますよね。

ですが、これは施設の特徴を出しているだけなので、決して悪いことをしているわけではありません。

悪いことでなければ、メリットの多い顔出しの情報発信はするべきだと思えてきませんか?

でも、固いことを抜きにしきれない私は、顔出しの情報発信をすべきだということにどうも腑に落ちない感じで、この記事を書き続けています…(-_-;)

「選ばれる施設」になるための顔出し情報発信で訴えられない施設を作る!?

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顔出しの情報発信のメリットについて、もう少し深堀りしていきます。

まずは、ここまでのメリットをまとめるとこんな感じです👇

  • ネット上で顔出しの情報発信を積極的に行えば、「固いことを抜きにする」ことができるタイプの人達が集まってくる
  • 「固いことを抜きにする」人は、ちょっとぐらいのことでは固いことは言わないので、利用者も職員もマネジメントしやすい

利用者も職員もマネジメントが難しい介護現場においては、願ったり叶ったりだと思いませんか?

私にとっては、ネット上で顔を出すってスゴイことなんですけど、ネット上で顔を出してもいい人は写真を使うことに気持ちいいぐらいの快諾をしてくれます。

今度ホームページで君の写真使いたいんだけど、いいかな~?

いいですよ~!
自由に使ってください!

ネットで顔出しをするということは多かれ少なかれリスクが伴うこともあるわけですが、そんなことは気にせずこんな返事ができるということは、「リスク」をあまり気にしないということです。

こうした傾向のある方は、他の事柄に関しても「リスク」を気にしない傾向があるので、生活における「リスク」についても気にしない方が多いんです。

オムツの方をトイレに行けるように支援したいときや、糖尿病で食事療法している方にケーキを食べてもらいたいときに、その家族に確認をすると、「リスク」をあまり気にしない方の返事はこんな感じです👇

本人が喜ぶならしてやってください~!

職員も同様です。

介護の仕事をするうえで「リスク」が伴うことは多いですよね。

利用者からの暴力やセクハラ、感染症の罹患リスク…。

こうした「リスク」に対して「仕方ない」と思ってもらえるとしたら、職員を管理する側としてはとても楽です。

「リスク」をあまり気にしない職員さんの返事はこんな感じです👇

仕事なんで仕方ないです。
気にしないでください!

これらは、あくまで「傾向」の話ですが、ネット上での顔出しOKの人達は、多くの「リスク」に対して気にしない傾向があるわけです。

そういった人たちが介護施設に集まってくれると、どうなると思いますか?

何か事故等が起きても「訴えられない」んです!

特に利用者から「訴えられない」というのは、介護現場にとってはかなりの安心につながります

思う存分、「やりたい介護」がしやすくなります!

「やりたい介護」ができるようになれば、どうなると思います?

利用者の暮らしが充実してきますよね!

「やりたい介護」「充実した暮らし」をネットで発信できますよね!

それを見た人たちは、きっとその施設で働きたくなるでしょうし、その施設を利用したくなるはずです

もちろんその施設を選んだ人たちは、ネット上で顔出しOKの方なわけです!

こうして、誰もが羨む好循環の出来上がりです!

ん~…。
分かるんだけど…、顔出しがイヤな人はどうなるんやろ…って思っちゃう…。

賛否両論あると思いますが、今一度皆様の施設のネット戦略について考えるきっかけにしてもらえたらと思います。

まとめ

ネット上で職員や利用者の顔出しをすべきかどうかは賛否両論あると思います。

ですが、時代の流れとともに、「顔出し」が当たり前となりつつあります。

そして、ネット上で「顔出し」をしている施設ばかりが注目されやすい傾向があります。

ネット上での「顔出し」のようなリスクあることをして、訴えられでもしたらどうするんでしょうか?

私もそんなふうに思っていましたが、そこには「訴えられない」仕組みがあることが見えてきました。

それは、個人情報に関してだけでなく、利用者の生活のリスクや職員の介護上でのリスクに関しても「訴えられない」仕組みとなりえるのです。

この記事に書いた仕組みをまとめると、こんな感じです👇

  1. 顔出しOKの同意をもらう。
  2. ネット上で顔出し情報発信!
  3. 職員も利用者も顔出しOKの方が集まってくる!
  4. 他のリスクも気にならない人が増える!
  5. 「やりたい介護」がしやすくなる!
  6. 利用者の暮らしが充実する!
  7. 「やりたい介護」と「充実した暮らし」をどんどん発信!
  8. リスクを気にしない方が増えるので「訴えられない」!

というわけで、ネット上での顔出し情報発信をやるしかない!…と思えるような記事を書いたわけですが、実は、私自身はいまだネット上での顔出しには積極的になれず過去にこんな記事を書いています…👇

www.yo-prince.net

守るも攻めるも大事です…(^^;)

あちらとこちらで一貫性のないことを書いていますが、結論はコレです👇

いろんな施設があるから選べる!
だから情報発信の仕方はいろいろあっていい!

 

 

 

Source: すべての道は介護に通ず【暮らしかるモダンなブログ】

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