【寄稿】中国の大量虐殺を無視するIOCの偽善
森氏の女性差別発言は非難したが、ウイグル女性に対する中国の組織的虐待は黙殺
2021 年 3 月 12 日 16:35 JST 更新――筆者のケリー・カリー氏は、元米国務省・国際女性問題担当特使
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日本の元首相の森喜朗氏は先月、女性は会議でしゃべりすぎるなどとする性差別発言を行ったことを理由に、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長の座を追われた。
同発言をめぐる混乱がピークに達した際、国際オリンピック委員会(IOC)は、彼の発言が「完全に不適切だ」とする声明を発表。
男女同権は「極めて重要な基本的人権であり、オリンピック憲章の根本原則だ」として、その権利の推進に関するIOCのこれまでの成果を強調した。しかしIOCには、倫理上の重大な盲点がある。それは2022年冬季五輪のホスト国となる中国での、女性に対する組織的虐待だ。米AP通信は2020年6月、新疆ウイグル自治区のウイグル族などイスラム教徒の多くの女性に対し、中国当局が避妊手術、妊娠中絶、産児制限などを強制していると報じた。
2021年1月、マイク・ポンペオ国務長官(当時)は、この行為を含むさまざまな虐待がジェノサイド(民族大量虐殺)に相当するとの判断を示した。160以上の人権団体は、中国の人権侵害を理由に、2022年北京冬季五輪の開催決定を撤回するよう求める書簡をIOCに送った。…
https://jp.wsj.com/articles/olympics-win-the-hypocrisy-championship-11615532929
・・・・現在、中国では人口の3.56%しかワクチンを接種しておらず、アメリカ、イスラエル、イギリスだけでなく、EUよりもはるかに接種率が低い。今年の夏までに人口の4割が接種を完了することを目標として、中国当局は宣伝を強化している。
ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)の関連報道では、「中国メディアは、外国の元首が率先し中国製ワクチンを接種する様子をわざわざ報道しているが、中国の習近平国家主席も李克強首相もまだ腕を伸ばしていない」と中国の指導者が接種していないことに言及した。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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