おはようございます。
株式投資で勝つ確率を上げるために最も重要なことは、「低コストで分散された株式を長期保有すること」だと思います。
この、低コスト・分散・長期保有が非常に重要な原則であり、投資の才能がない凡人が勝つ道になります。
株式の銘柄研究をするのが趣味で、より大きなリスクを背負って集中投資で成果を上げたいというのも各個人の自由ですが、そういった投資には再現性がありません。
いろいろと自己流にアレンジを加えて自ら負ける確率を高めるといった愚だけは避けたいものです。
低コストで分散された株式を長期保有することが鉄則
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. コストを削減することの重要性
2. 適切に分散された株式を保有すること
3. 株式を長期保有して勝つ確率を上げる
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. コストを削減することの重要性
金融商品を購入する時、コストを意識することは非常に重要です。
例えば、バンガードETFの場合、VTI(米国株)の経費率は0.03%、VEA(米国以外の先進国)は0.05%、VWO(新興国)は0.10%、VT(全世界株)は0.08%に過ぎません。
限りなくゼロに近い水準ということになります。
国内の株式インデックスファンドに関しては、数年前までは0.3%〜0.7%程度の水準でしたが、eMAXIS Slimシリーズの登場で一気に信託報酬が下がりました。
2021年現在では、インデックスファンドの投資信託は0.1%〜0.3%程度を目安にするのがよいでしょう。
このように、国内の投資信託のコスト水準が大幅に下がったことで、日本人投資家は無理に米ドルでETFへ投資する必要がなくなりました。
投資が趣味であり、セクターETFや米国個別株など日本円ではアクセスできない商品を購入するなど明確な目的がある場合は米ドルで投資するメリットがあります。
しかし、インデックス投資一本と初めから決めている方であれば、eMAXIS Slimシリーズを中心とした投資信託で十分でしょう。
2. 適切に分散された株式を保有すること
株式投資をする場合、ほとんどの方は少なくとも数十銘柄への分散投資をすべきです。
特に、金融資産額が大きくなればなるほど、単一銘柄へ集中投資するリスクが高まります。
より正確に申し上げますと、保有金額が大きくなっても下落率は変わりありませんが、絶対的な損失金額が大きくなるということです。
仮に100万円の株が50万円になっても毎月の給与所得から補填がききますが、1億円が5,000万円になった場合はリカバーすることは容易ではありません。
もちろん、仮に分散投資をしたとしても株式である以上、リーマンショックやコロナショックのような大暴落を避けることはできません。
しかし、適切に分散投資することで企業の倒産や不祥事など個別銘柄リスクは避けることができます。
投資の規模が大きくなればなるほど、余計なリスクを背負って自ら負ける確率を上げることだけは絶対に避ける必要があります。
3. 株式を長期保有して勝つ確率を上げる
最後に、適切に分散された株式をしっかり育つまで根気よく握り続ける握力が重要です。
株式は長期で見ればプラスリターンが得られる可能性が高いですが、現金と異なりリスク資産ですので、短期では上にも下にも大きく動きます。
基本的に、ローリスク・ハイリターンの都合のよい投資というのは存在せず、リターンの高い投資はリスクも高い、リターンの低い投資はリスクも低いと考えてください。
つまり、リスク(値動きの大きさ)を背負う覚悟を決めるご褒美としてリターンが与えられるわけです。
そして、インデックス投資の場合は期待リターンは年4-5%程度に過ぎないわけですから、長年保有しなければ大きな成果は出ません。
よって、適切に分散された株式であれば、短期的な値動きを気にしても意味がなく、むしろ自分のポートフォリオが育つまで根気よくホールドし続ける握力を鍛えた方がよほど有益です。
まとめ
投資の才能がない凡人は、低コストで適切に分散された株式を長期保有することを徹底しましょう。
初心者がいろいろと自己流にアレンジすると負ける確率が高まるばかりです。
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余計な売買行動を繰り返すとかえって負ける確率が高まります。
あらかじめ決めたルールに従って淡々と投資を進めましょう。
自分のお金の責任をとれるのは自分しかいません。
投資をする時は徹底的に自分の頭で考え抜く癖をつけましょう。
毎晩株価をチェックすることは、長期のインデックス投資家にとっては健康を害するリスクしかありません。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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