神の詩 第一章第十九節 1

その他

神の詩 第一章第十九節 1

「激しい音は天地に轟き、ドリタラーシュトラの息子達の心臓が引き裂かれんばかりに。(十九)」

nepal-5258059__340

「激しい音は天地に轟き、ドリタラーシュトラの息子達の心臓が引き裂かれんばかりに。(十九)」

ドゥルヨーダナ側が音を出した時には
誰も驚くことなく、
アルジュナ側が音を出した時には、
天地が震え、
ドゥルヨーダナ側の100人兄弟たちは
心臓が引き裂かれるほどの状態になります。

これは、
悪しきことを行うことにより、
真我が自我にある不調和な波動に対して影響する様子を
象徴しているものです。

心臓は、
ハート、
心のエネルギーを表しています。

日本では、
禊にはさまざまな当て字をされています。
音のエネルギーによって浄化する禊を
耳注ぎ(みそぎ)
と書くこともあります。

これは
音で浄化することを意味しています。
自我の不調和を排除する浄化を
身削ぎ(みそぎ)
と書くことも出来ます。

「天地」
これは、
天(霊的生体)と地(肉体)の象徴であり、
天(上位の霊的中枢)と地(下位の霊的中枢)
の象徴にもなっています。

霊的中枢から聴こえる音によって
肉体から霊体までが振動すると、
自我と肉体に囚われている状態にとっては脅威となります。

ここでもう一度霊的な解釈のために整理しておきます。

パーンドゥの五人兄弟は、
今までさまざまな霊的象徴として
説明してきましたが、
まだまだあります。

一つは
人の中に在る五つの善の性質の象徴です。

カウラヴァの百人兄弟は、
人の中に在る百の邪悪な性質の象徴です。

カウラヴァの百人兄弟が率いる一万の軍勢は、
さまざまな欲望の対象を象徴しています。

また、
この五人兄弟は、
五大元素としての深い役割も隠されています。

五大元素の性質としては、
長男ユディシティラは「空」、
次男ビーマは「風」、
三男アルジュナは「火」、
四男と五男は双子で、
サハデーヴァは「地」

ナクラは「水」
です。

宇宙のすべては
この五大元素によって形成されています。

この五大元素の霊光は、
瞑想によって第三の眼で観ることが出来ます。

宇宙のすべての存在、
すべての現象は、
この中心の光から発する五つの純粋な光によって構成されています。

それは
私たちが肉眼の目で見る光よりもはるかに微細なもので、
その光が波動を下げながら、
複雑に絡み合い、
エネルギーの世界で万物万象を作っていき、
最終的に
物質次元で知覚できる万物万象として
具現化されていきます。

この世界のすべてのものは、
この5つの精妙な光の組み合わせでできています。

この5つの光は、
その性質から地水火風空に分けることができます。

クリシュナとアルジュナを含むパーンダヴァ5人兄弟が発する法螺貝の音は、
宇宙の万物万象を創り出す様子までも象徴されています。

続きます。

今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
応援クリックお願いします。


人気ブログランキング

Source: ひかたま(光の魂たち)

コメント

タイトルとURLをコピーしました