第二章 叡智のヨーガ イントロ1

その他

さて
第一章の途中ですが、
リフレッシュのために

第二章 サーンキャヨーガを少し入れてみましょう。

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第二章のタイトルは、
サーンキャヨーガです。

サーンキャとは、
叡智、真の知識、真理
を意味します。

ヴァーダ辞典「ニクルティ」では、
サーンキャは
「万物万象を詳細に解説すること」
という意味と説明されています。

サーンキャは哲学としても知られ、
サーンキャ哲学は、
「魂の本質を追求した哲学」
とされています。

現代の治療法の中では
自己治癒力を強化して治療する治療法
ホメオパシーや伝統医療が
サーンキャ哲学に基づいています。

さらに
サーンキャには、
数、数量
という意味もあります。

ここでは
真の叡智によって、
万物万象に分かれた無数の粒子を「一」なるものに集約する教え
という意味があります。

この宇宙の二極性には
神聖な目的があり、
この戦いもずっと広い視野から見ると、
両極を戦わせることを通して真我を見出すことを目的として創られた
緻密で完璧な仕組みがあります。

この二極性の戦いの中でこそ、
不滅の「一」なるものを
見つけることが出来るのです。

それが叡智であり、
二から一へという意味を持つサーンキャです。

極同士の戦いでは、
低次の自己では
攻撃性や怒りや憎しみといった低い波動があり、
高次で
愛や知性、理性、調和などの高い波動を見ることが出来ます。

戦いを通して
いかに高い波動へと上がっていくことができるかが
課題となります。

この戦争の目的は、
自らに内在する神聖な性質と邪悪な性質を戦わせることによって、
真我を見出し、
真我へと還り、
最終的には真我そのものとなることです。

第一章で、
かつての聖地が戦場になった場において、
アルジュナたちは親戚や師や友人たちと戦わなければならない状態に置かれ、
大きな困難にぶつかった様子が描かれました。

戦わなければならないという使命がある一方で、
敵に対する悲哀と
勝っても負けても破滅への怖れが
心の中にあったのです。

アルジュナの破滅とは、
物質世界の変化のことであり、
不死不滅の本質が破滅するわけではありません。

物質世界での破滅は、
諸行無常であり、
避けることが出来ません。

実際には
それは破滅ではなく、
宇宙が変容していく中で
形が変化していくということであり、
この理解が欠如しているために、
破壊に対する恐怖が出てしまうのです。

第一章を霊的に見ると、
瞑想によって意識の変容が起こるまでの間に
自分の内的世界で起こるさまざまな現象と導きが
詳細に書かれています。

第二章では、
この状況で霊性進化の道への扉を開いたアルジュナに、
クリシュナから真の叡智を伝えられていくことになります。

続きます。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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