震災の時。

医療機関

タナカ自身の人生で、

経験した一番大きな震災は、

阪神淡路大震災。

 

あの時の活動を思い出す。

 

 

大学自治会で、

ボランティアの活動があったが、

後方部隊を任された。

 

今ほど携帯電話は普及しておらず、

情報の連絡に、エネルギーを要した。

 

部隊がいくつか結成された。

 

①最先端で動く部隊

②物資現地運搬 及び 現地情報伝達部隊

③被害の少ない場所での全体の調整係

④大学側との交渉部隊

⑤被災者及び学業に集中してもらう部隊

 

タナカは③④を任された。

 

 

あの時わかったことは、

①は身体的精神的苦痛の増大。

②は①との作業のギャップに苦悩し精神的苦痛の増大。

③は①②のストレスを受け、達成感のない精神的苦痛。

④は現場の苦しみとの乖離に絶望する苦痛。

⑤は無関心を装うことによる心的外傷。

 

①~⑤全て、誰も悪くないのに、

苦しみは、大きかった。

 

これが現実だ。

 

それでも、その後、

皆、医師になっていった。

 

あの時学んだことは唯一つ。

誰も悪くない。

自分の身は自分で守る。

生き延びることが、最大の人類への貢献だ。

 

なりふり構わず、

生き延びて欲しい。

 

誰も間違っていない。大丈夫だ。

立ち上がれる日は、またきっと来る。

まずは、逃げよう。必死に逃げよう。

使えるものは、全部使おう!

 

それでいいよ。大丈夫だ。

 

阪神大震災の時、学んだことを、

今、なぜだか、思い出した。

 

 

もしかしたら、

超高齢化、南海トラフ、ブラック企業、

いじめ、様々なハラスメント、そして、、、、、

 

まず、どの場合も、

逃げることじゃないかな。

 

生き延びて欲しい。

切に祈っている。

 

 


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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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