シャーマン 3 「手」術

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シャーマン 3 「手」術

近年になり、
未開の地にも
キリスト宣教師たちや入植者たちが入り、
キリスト教の教えと共に物質主義優先の西洋文化が流入し
多くの部族では
若い世代の洗脳が起こりました。

その洗脳では
宣教師は、
シャーマンのことを
布教の邪魔者、反キリストと見なすことが多かったようです。
 

シャーマンは、
皆の信頼を受け無くなったと感じると、
自らの能力を使うことなく、
老いてゆきます。
 

こうして部族の人々は
シャーマンから智恵の恩恵を受けることなく、
シャーマンは消えていきます。

シャーマンは
自らの力をひけらかすことはしないからです。 

今日は、
そんなエクアドルのシュアール族の老シャーマンと宣教師の話です。

 

宣教師が、
かつて強力なシャーマンだったシュアール族の老人と話をしていました。
さらに
宣教師に会いに米国から一人の医師がやってきました。
 

三人で話をしていると、
そこに
ウマバエに感染した村人が
宣教師に治療して欲しいとやってきました。

ウマバエの幼虫は、
ヒトの皮膚に寄生して
肉を食べながら皮下を動き回るハエ幼虫症を引き起こすことが知られています。

人間には、
ウマバエの卵を産み付けられた蚊が
人間を刺すことで感染します。

一般的には、
皮膚を切開して幼虫を取り出さなければなりません

 

宣教師は、
さっそく皮膚切開のために
消毒用アルコールとメスを準備しました。

ジャングルの僻地で宣教師をするには、
必需品です。

 

すると、
老シャーマンが、
「メスで何をするつもりだ?」
と宣教師に尋ねました。

宣教師は、
ウマバエはとても怖い病気で皮下に寄生しているため、
今すぐに皮膚切開して取り出さなければならないことを説明しました。
未開の地で
西洋医学の知識と技術を誇らしげに説明したのです。

すると、
老シャーマンは笑いながら私にまかせなさい
と言いました。

シャーマンは、
患者を座らせると、
ウマバエの幼虫の入った患部に手を当てながら、
精霊の歌を歌い始めたのです

ものの数分のうちに、
幼虫は皮膚を破って、
腕から飛び出し、
床に落ちたのです。

メスで切開することなく、
いとも簡単に治療は終了してしまいました

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これを目撃した米国人医師と宣教師は驚き、
医師が帰国してから医療関係者間で話題になりましたが、
誰も
この治療について
説明できる医師はいませんでした。

私たちは、
手術というとすぐにメスで切開するメージがあります。

手術は、
広い意味で、
手の術です。

手を当てる行為も立派な「手術」です

英語の手術”operation”の語源も
ギリシャ語の「手の仕事」に由来するそうです。
 

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このシャーマンは、
患部に手を当てながら、
精霊の歌を歌うことで
意識を表在意識から治療意識にまで高め、
患者を治癒に導きました。

このシャーマンの場合には、
本当は、
手を当てなくても治療できたのだと思います。 

でも、
手を当てることで
より強く患者さんの意識を集中でき、

さらに、
見学していた宣教師や医師への印象づけられたことになりました。

また、
「メスよりも先に手を」
という大切なメッセージが含まれているように思います。
 
 

昔から、
体に手を当てる
という行為によって、

病気を治すもしくは治癒を促進させることは
医療の大切な要
であり、

多くの研究報告でも
「手当て」の効果が実証されています。

特に
新生児の治療では明らかに大きな恩恵があることが知られています。

コロンビア内戦時には、妊婦の栄養状態が悪く、
未熟児が多数出生しました。

病院の未熟児用保育器が不足してしまい、
治療室に入れない未熟児は
母親と同じベッドへ入院することになりました。

すると
栄養と感染症管理の完璧な新生児治療室の赤ちゃんよりも、
母親とずっと一緒だった医学管理のされない未熟児の赤ちゃんの方が
死亡率が少なく
よく育っていたのです。

これはお母さんとの触れ合いがいかに大切かを物語っています。

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近年の医療機器の急速な進歩と診察時間の合理化と短縮に伴い、
患者の身体への密な接触時間が減少しているのはあきらかです。

特に
動物よりも人の医療現場ではその傾向は明らかで、
患者とよく話をするよりも、
患者の身体をよく診るよりも、
患者の身体に心を込めて手を当てるよりも、
検査機器に頼る治療に変化してきています。

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実際に病気で病院に行くと、
ほとんど医師は
体に細心の注意を払って心をこめて触れるという行為は行ないませんし、

それは意味の無い行為とみなされたり、
セクハラやパワハラと勘違いされてしまうかもしれません。

体に触るとしても、
カイロプラクティックやオステオパシーなど
テクニックに頼るものばかりで、

多忙な医療現場での医師による
愛を込めた手を当てる行為
というものは失われてきています。

手を当てる行為には、
必ずその思いやりの心、愛情が伴います。

これが医療の本質であるべきです。

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人の愛情が治癒力に強く影響する論文は、
数多く報告されています。

恋愛中の人は風邪を引きにくく、
恋人のいる人は血中乳酸値が低く、疲れにくい。
愛する動物がいると、病気の回復が早く、心筋梗塞の発作は大幅に減る。
抱きしめられると、病気にかかりにくくなる。

これらは医学的にも証明されています。

人は、
このような癒しの力が
誰にでも使えることを知る必要があります。

シャーマンのように
意識を治癒の源にまで届くように高めることが出来なくても
愛情こめて手を当てるだけで、
大いなる力はやってきます。
いつか
霊性が高まり
高次元の霊的世界からくる癒しの力を理解し、
繋がることができれば

「老シャーマンがおこなったような奇跡のような力を」 

誰でも利用することが出来るようになることでしょう。

今日もありがとうございました。
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Source: ひかたま(光の魂たち)

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