グリム童話「シンデレラ」、ご存じの方も多いと思います。
日本では、王子様と幸せな結婚をしたというお話になっていますが、本編のグリム童話
では、姉たちの足が切り取られたり、それを見たシンデレラがにんまりしたりと、それは
もうとても怖いお話になっています。
アダルトチルドレンの方の多くは、幼いころ①貧しかった②親が育児放棄した③親が勉強
を強要してテレビも見ることｄができなかった の１つ以上に該当します。
そんなアダルトチルドレンさんが、大きくなって王子様（今なら会社経営者・医師・弁護士・
地域の名士など）に見初められました。
さあ、その子（ここではシンちゃんとしておきます）が幸せになったのでしょうか。
まず、シンちゃんの前には「ヒエラルキー格差」が待ち受けます。
①料理は得意だったはずなのに、夫は「もう少しマシな素材を使え」という。
②食費は切り詰めたいのに、夫は「それよりおいしさが一番だよ」という。
③夫は東大王やクラシックには興味があるが、私の好きなお笑いは一切見ない。
④母親の言うことはハイハイと聞くのに、私が何か言うと「頭悪くない？」とバカにする。
⑤夫はゴルフやテニスは好きだけど、私の参加するママさんバレーには嫌悪感がある。
等々、さまざまな問題が発生します。
どうしてそんな問題が発生するのかというと、「育った環境（成育歴）」が違うからです。
子供のころからスキーやテニスに興じていた階層と、借金取りにおびえながら筋トレしか
できなかった階層では、おのずと好きなものや興味が相違します。
高校や大学で、たまたま気が合って付き合ったけど、結婚すれば上位階級に合わせなければ
なりませんから。
親戚の小姑に「やっぱりお育ちがねえ・・・」と呼ばれて涙するシンちゃん。
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Source: 週刊山手心理相談室
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