時々、考える
「もし、私が乳がんになっていなければ...」
と...
もちろん、考えても仕方のないこと
現に、私は“乳がん”になったのだ
がんになりたくてなったわけではない
おそらく、なろうと思っても
なれるわけでもない
「がんになってよかったか」
と、聞かれると、いい訳はない
そりゃあ、
がんにならない方がいいに決まっている
ただ、“道”はできるのだと思う
それは、
“乳がんになったからこそできること”
もちろん、そこに辿り着くまでは、
たくさん泣きもした
「死ぬかもしれないのに、
“がんになってよかった”なんて
考えられるわけがない」
とも思った
人間に備わっている“環境に順応する能力”とやらは、
本当にすごいと思う
あんなに泣き暮れていた私が、
ここまで思えるようになったのだから
「子どもが産めなくなった」とか、
「治療の副作用で体調がよくならない」
「仕事にも就けなくなった」など、
たくさん嘆いてきた
それでも、
「こんな私でも、
なにかできることがあるのではないか」
「同じ思いをしているひとたちの力に、
少しでもなれたら...」
そんなふうに気持ちが変わってゆく
がんになって気づいたこと、
気づかされたこと
がんになったから見えたもの
がんになったからこそ感じる思い...
きっと、たくさんの涙を流した分、
ひとの痛みがわかるようになるのだと思う
きっと、たくさんの温もりを知った分、
ひとにも優しくなれるのだと思う
本当は、がんにならなくても
気づかなければならないのかもしれない
それでもこうして気づけたことは、
きっと遅いことじゃない
あしたは中秋の名月
そして満月
“中秋の名月の満月”は8年振りらしい
どうか観られますように...
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Source: りかこの乳がん体験記
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