水谷教授らのチームは、納豆菌のタンパク質分解酵素が新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を分解し、感染を阻害することを確認したと、国際学術誌「バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ」に発表しました。水谷教授らは納豆の抽出液と新型コロナウイルスを混ぜ、ウイルスが細胞に感染するかどうか実験。納豆菌の持つ約80種類のタンパク質分解酵素がスパイクタンパク質を分解し、ウイルスは受容体と結合できなくなった。
デルタ株など変異株も同様だった。新型コロナウイルスは表面にあるスパイクタンパク質がヒトの細胞の表面にある受容体に取り付いて感染します。
水谷教授は「納豆を食べて感染を防げるかはこれからですが、口の中に納豆があれば口腔(こうくう)内のウイルスは駆逐できます」と話していました。
コロナ変異株、ギリシャ文字に名称変更12番目に到達 24字で足りる? - 社会 : 日刊スポーツ世界保健機関(WHO)は8月30日、コロンビア、エクアドルなどで増加している変異株を「VOI」(注目すべき変異株)に指定し、「ミュー」と名付けました。WHOが… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
S-903納豆菌には、インフルエンザウイルスの増殖を抑え、抗体の生産量を高める効果が期待できることが確認されました。また、一般的な納豆菌と比べて免疫に対する機能性が約1.5倍もあることも分かったそうです。
なお、S-903に限らず、納豆菌は乳酸菌をはじめ腸内で活動するさまざまな善玉菌を活性化させたり、悪玉菌の増殖を抑えたりする整腸作用が期待できるといわれています。胃腸が弱ると体力も低下してインフルエンザにも感染しやすくなるとされていますから、注目すべき作用といえるでしょう。また、大豆が納豆菌によって発酵する際に、ジピコリン酸などの酵素を生成することも分かっています。これらは強い抗菌・抗ウイルス作用を持ち病原菌の増殖を抑える効果が期待されるため、インフルエンザ予防にも有効ではないかと考えられます。
スーパー納豆菌「S-903 納豆菌」に、インフルエンザ予防効果があることを確認
マウスを使った実験によって、スーパー納豆菌「S-903 納豆菌」がインフルエンザウイルスの増殖を抑制し、感染後にも体内での抗体生産量を高める効果があると確認されました。
また、その関与成分としては「S-903 納豆菌」と「S-903 納豆菌」が大豆を発酵させることでつくりだされる納豆の糸成分の可能性が示唆されました。
「タカノフーズでは2000種以上の納豆菌の採取に成功し、保有しています。そのなかでも『903番目』に登録された菌が免疫力の高い納豆菌だったのです。商品名になっている『S-903』の頭文字のSは、納豆菌の学術名(Bucillus
subtilis=枯草菌)と健康をサポート(Support)するSから名付けました」(小林氏)
しょうゆのインフルエンザウイルス増殖阻害効果をマウスで確認 - 2015年9月11日の日本生薬学会第62回年会で発表掲載日:
2015年09月11日/提供:キッコーマン
2015年9月11日
News Release No.15046
しょうゆのインフルエンザウイルス増殖阻害効果をマウスで確認
~2015年9月11日の日本生薬学会第62回年会で発表~キッコーマン株式会社は、「しょうゆの抗インフルエンザウイルス作用の評価」について、富山大学、中部大学と共同で研究し、その成果を2015年9月11日、12日に岐阜市で開催される日本生薬学会第62回年会で発表します。
■研究の背景
日本の食卓に欠かせない調味料であるしょうゆには、殺菌効果、くさみを消す効果など、たくさんの効果があることが知られており、当社ではしょうゆについて、その効果の解明に取り組んでいます。今回は、しょうゆのインフルエンザウイルスに対する効果を培養細胞(*1)、マウスで評価しました。
■実験方法
①さまざまなウイルスに対する、しょうゆのウイルス増殖阻害効果を培養細胞により評価したところ、インフルエンザウイルスに対して比較的高い効果が見られました。
②そこで、インフルエンザウイルスに感染させたマウスに、感染の前後それぞれ7日間しょうゆを
経口投与し、
- ・体重
- ・感染3日後のウイルス量
- ・感染14日後の中和抗体価(*2)
を測定しました。その結果、インフルエンザウイルスに感染させてしょうゆを投与したマウスでは、しょうゆを投与しなかったマウスと比較して、有意なウイルス増殖阻害効果と、中和抗体の産生増強効果、感染に伴う体重減少の抑制が認められました。
③次に、しょうゆにエタノールを添加して沈殿物と上澄みに分け、しょうゆ、沈殿物および上澄みを前述と同様の動物感染実験で調べたところ、上澄み部分にしょうゆと同様にウイルス増殖阻害・中和抗体産生増強・体重減少抑制の効果が認められ、沈殿物では顕著な効果が認められませんでした。
■実験結果
これらの結果から、しょうゆは、マウスにおけるインフルエンザウイルスの中和抗体産生増強など、感染防御機能に関与して効果を発揮していると推察されました。今後は、しょうゆにエタノールを添加して分けた上澄み部分にマウスへの効果がみられたことから、この上澄み部分から活性成分の探索を進めていく予定です。
キッコーマンは、これからもしょうゆの基礎的な研究を進め、「お客様の生活を豊かにする」新技術開発と独創的な新製品開発を進めてまいります。
- (*1)培養細胞:細胞を生体外で生きた状態に維持しているもの。
- (*2)中和抗体価:動物がウイルスに感染すると、血液中に種々の抗体を産生するが、その中でウイルスの増殖を阻止する能力を有する抗体を中和抗体と呼び、その量を示す指標。
なお、抗体とは主に血液中や体液中に存在し、体内に侵入した異物(抗原)に対して身体が生産する免疫にかかわるタンパク質をいう。以上
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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