日帰り肛門手術(特に肛門皮垂/スキンタグ)について〜術後に起こりうる症状〜

内科医

■手術創部の腫れが予想される

■(個人差はあるが)特に腫れると創部の痛みは結構強い

■傷が治るときに瘢痕が盛り上がってきやすい場所であり、なかなか赤ちゃんのお尻みたいに治るのが難しく、必要に応じて手術後に最終的な微調整(追加切除)を行うことがある

■長期的にまたできる可能性がある

など、様々なことが起きる可能性があり、
そもそも病的な意義はなく切除する必要ないがことが多く、
本当にどこの肛門科に行っても結構な確率で手術を断られます⤵️
↓これも参照されてください
「肛門科でスキンタグ/skin tag/肛門皮垂の手術が断られがちな理由~裏事情~」
http://blog.livedoor.jp/osr48/archives/55226543.html

上記に加え、
■元々美意識が高い患者様が多く、術後の傷の求めるレベルが高い
ということから、「皮垂切除」は、やはり肛門科医としてはあまりやりたくない手術だったりする傾向が…😓

残念ながら、毎日便が通るところにある傷は、そうは簡単には治らないんです…😓

上記のことは、患者様が術後いくら「力まないように」「お尻に負担がかからないように」気を付けていただいても起きる時はおきます…💦

私もなるべく術後腫れにくい傷を目指して、腫れずにキレイに治る小技を、めっちゃ尊敬している先生の手術で毎週勉強させてもらう機会があり、肛門皮垂の手術に対してのこだわりは、相当なものだと思ってますが、
どんなに上手な先生の手術でも上記のことは起こりうるくらいなので、私が手術を担当させていただいた時はおきるときはおきます…💦

色々、上にも脅すようなことを書きましたが、とは言え、
手術を工夫したり、術後傷の形を整えたり、追加切除をしたり、薬を工夫したりで、私達ができることはたくさんあります。
そしてなんとかご期待に添えるようにつとめています🍀

そんなわけで、色々な症状が起こりうる手術ではありますが、
やはり需要がある限り、
前向きに治療させていただければ
と思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します🙇

※ちなみに上記の「起こりうる事項」は一般的など肛門手術にも当てはまります💦

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Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ

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