「お産後のいぼ痔は治りますか?」
この質問も多いです。
まず、そもそも
「いぼ痔」と言っても、
多くの場合は妊娠出産時にできた「血栓性外痔核」の残がいの「肛門皮垂/スキンタグ」です🍀
言い切れるわけではないのですが、「お産後の痔」で来院される方では圧倒的に多いです😓
今の時点で
「痛くも痒くもないけど、つまめるような出っ張りがあって、戻そうとしても、すぐまた出てきてしまう」のであれば、
この場合は伸びてしまった皮膚(スキンタグ)なの可能性が高く、その場合、いっくら薬を使い続けてもそれ以上小さくなりません😱
ただし、これがまだ「ボンっと腫れて数日」程度であれば、
1-2ヶ月かけて「パンパンに腫れた状態」から「しぼんだ風船みたいなぴらぴらのヒダの状態」まで引いてきます🙆
なので、とりあえずは2ヶ月位はもうちょっと小さくなるのを期待してもいいかもです🍑
これが発症して数ヶ月、数年経過してるということであれば、もうそれ以上はたぶん小さくならないです😨
その後の経過で、時々腫れる治るを繰り返して徐々にスキンタグが微妙に大きくなることはありえます💦
☆よくある受診パターン①☆
出産後お尻はもう痛くもないけど、触ると何かボコボコしてる、戻してもすぐでてきてしまう、でも、お産後で自分の体を心配する余裕も体力もないし、そもそも困っているわけではないので、ひとまず様子見る。
↓
卒乳する頃、もしくは子供が幼稚園に行くころ、になって、少し色々心の、そして体のゆとりができてきたときに、肛門科受診となるケースが多いです。
☆よくある受診パターン②☆
何十年前の出産のときにできた肛門のデコボコ、困ることもなかったから、様子見てたけど、介護のときとこととか考えると、一度病院行ってみようかな、やっと子供も巣立ったし。
という50-70代の方もそこそこいらっしゃいます。
介護の際に痔が邪魔かというと、まずそんなことないとは思いますが、話が長くなるのでまた別の機会に。
以上、タイトルの答えになっているかわかりませんが、本当にこのような患者様が多いのでアップしてみましたー😊
Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ
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