神の詩第四章一節 2

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神の詩第四章一節 2

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スリー・クリシュナ

「私はこの不滅のヨーガをヴィヴァスヴァット(太陽神)に伝え、ヴィヴァスヴァッ卜はこれをマヌ(人類の始祖)に説いた。マヌはこれをイクシュヴアーク(太陽王朝の初代の王)に語った。(一)」

続きです。

太陽神ヴィヴァスヴァットは、
太陽神の一柱であり、
太陽を司る高次元の存在です。

クリシュナが、
太陽神に伝授したということは、
この宇宙の創世と共に
「バガヴァッド・ギーター」で語られた叡智が
伝えられていたということを示しています。

その太陽神から
人類の始祖であるマヌに伝授され、
そこから
マヌは息子のイクシュヴアークに伝え、
さらに
人類の歴史と共に口伝されていったことが明かされます。

つまり
この聖典の神髄は、
時空を遥かに超えた存在によって
地上にもたらされた創造神の叡智の中でも
最も高位のものであり、
人類が地上に下りてきた太古の時代から
すでに存在し、
受け継がれてきたことを意味しています。

日本では、
大元の神から人へと教えを伝えていく智慧を
「祖神垂示の薫陶」(そしんすいじのくんとう)
と称します。

日本人は、
常に神々からのメッセージを
貴重な教えとして
受け取る姿勢があったことがわかります。

この「祖神垂示の薫陶」も
クリシュナがこの節で示したものと同様に
時間軸のある世界と
時間を超越した世界の両面から
解釈することが出来ます。
私たちは、
このように古い時代を振り返ることを、
古の世を読む
という意味で、
コヨミ(暦)
と呼んでいます。

このコヨミは、
過去を振り返るだけでなく、
今の世を読む(コヨミ)と
来る世を読む(コヨミ)が合わさり、
今この瞬間の私たちの行動指針として
使われているという意味が込められています。

この宇宙が始まった創世期から現代までに伝えられている神の叡智の流れは、
そのまま
私たちの中でも今この瞬間も起きていることなのです。
それが、
もう一つのとても重要な霊的解釈に繋がります。

続きます。

精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 2
森井 啓二
きれい・ねっと
2021-08-20


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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