神の詩 第四章十三節 5

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神の詩 第四章十三節 5

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「私はグナとカルマの配分の違いをもとにして、四階級を創造した。これを作ったのは

私であるが、私には行動も変化もないことを知れ。(十三)」

続きです。

神の創った霊的進化を示す四階級と比べて、
人の作った物質的な価値に基づく四階級は
なんと貧相な不完全なものなのでしょう。

人の作った四階級制度では、
生まれた時に身分の差がありますが、
それは
精神性を全く反映せずに、
家柄とお金と権力だけが支配した
物質的な部分に偏った不自然なものになっています。

上位階級に生まれれば、
何もしなくても
人生は優遇されます。

そこに
精神性や霊性は関係ありません。

一方で、
不可触選民に生まれれば、
社会で嫌がられる汚れた仕事を
行い続けなければ生きていけなくなります。

でも、
その汚れた仕事を一生懸命に行う人がいて、
はじめて社会が成り立っていることを
上層階級の人は自覚していません。

腕がいくら優秀であっても、
足が地面を踏まなければ歩けないのと同じです。

長い輪廻転生の視点に立てば、
これら人の作った階層にも
大きな意味があるのですが、
神の御心に沿うことが出来れば、
はるかに優れた制度に
作り替えることも可能なのです。

完璧な神の摂理に対して、
人の考えが
いまだに不完全で幼稚であるという典型的な一例です。

このようなことは、
いまだに
私たちの身近なところにもたくさんあります。

「バラモンの母から生まれたからバラモンなのではない。
バラモンとして尊敬の対象となるのは、
何も所有せず、執着から解放された者だから、
そう呼ばれるのだ。」
「ダンマパダ」26-14

「バラモンはその髪型で決まるのでもなければ、
出生や家系で成るものではない。
真理を理解し、法(ダルマ)に沿った生き方をしているから
バラモンなのだ。」
「ダンマパダ」26-11

続きます。

精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 3
森井 啓二
きれい・ねっと
2021-08-20


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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