新春雑感… 明けない夜はない

内科医

 
 新しい年が明けました.
 年末年始は長女や次女夫妻が訪れてくれ賑やかでした.今回はどこへも遠出はせず,近隣の神社への初詣,市内のホテルで催された新春ビュッフェや南京町に出かけたりし,平凡ですが穏やかで楽しいひとときを過ごしました.街は多くの人々で大変賑わっており,心から安堵しました.

 昨年10月に1歳になった孫は年末にとうとう自分ですっくと立ち上がったのを次女から届いた動画で見て皆で喜んでいましたが,その後あっという間に歩き出しました.
 最初はまだぎこちなかった歩行もみるみる上手になり,我が家に来た時は,自分で動き回れる自由を謳歌するがごとくあちこちに歩き回っていました.
 好奇心も旺盛で加湿器の蓋を外したり奥の部屋に置いてあった一升瓶を持ってきたりと色々と荒らしてくれましたが(笑),それもまた成長の証,彼はまさに我が家のアイドルであり,癒しでした.
 それにしても短期間にこれだけ成長する孫の姿をみていると,今更ながら生命の神秘を感じざるを得ません.

 コロナ禍で大変な世の中ですが,今年も皆が無事新年を迎えられたことに感謝しています.

 さてそのコロナですが,年末に突如出現したオミクロン株はあっという間に世界を席巻,日本もついに第6波に入ってしまいました.
 急がれる3回目のワクチン接種,私も医療従事者として先日他のスタッフたち共々クリニックで無事終えました.
 極めて感染力の強いこの変異株,欧米では毎日百万人単位で発生していますが,病原性が比較的低いためが重症者数も極めて少なく,発生源の南アフリカに続き英国などでは既にピークアウトの兆しが見られるようです.おそらく感染も速いが収束も速いようで,この株の蔓延と治療法の進歩とが相まってコロナはいよいよインフルエンザなどと同様のものになるのでなはないかと言われており,既に2類から5類に区分変更を求める意見も出始めています.

 人類は今までさまざまな感染症のパンデミックを経験してきましたが,少なからぬ犠牲を伴いながらも必ず数年後には終息しています.明けない夜はない,今年後半か来年初頭にこそこの忌まわしきコロナ禍が収束しているように,希望を持ってこの一年過ごしたいと思います.


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Source: Dr.OHKADO’s Blog

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