その3回目接種の副反応への心配は、現実に最悪の事態を引き起こした可能性がある。接種直後に亡くなった医療従事者が出たのだ。
その事実が明らかになったのは、1月21日の厚生労働省の専門家部会だった。ワクチン接種と副反応との関連性を議論する部会で、ワクチン接種後の死亡者の最新事例が報告されたのだ。
そのうち、3回目の接種後に亡くなったのは2例だった。
1人目は、昨年12月16日にファイザー製を接種して3日後に亡くなった57才の女性だ。予診票での留意点はなかった。
「警察案件なので、医療機関が家族から詳細を聞くのは難しかった」
その事例を説明する際、厚労省の担当者はそう説明した。つまり、突然死により事件性などが疑われて警察が関与する案件となり、遺族に詳しい話が聞けず、死亡時の詳細が不明との見解だ。
「亡くなられたのは、東京・日野市の市立病院に勤めていた看護師のAさんです」と語るのは、日野市市議の池田としえさんだ。
「もともと12月17日から、市民の陳情により、ワクチン接種後の健康状態の調査を行っていました。そのなかで昨年末、Aさんが亡くなられたことが判明しました。偶然ですが、Aさんは私の家族が入院した際にお世話になった看護師さんでした。とても明るくて責任感が強く、優しいかただったことを覚えていました。
ご主人によると、ご自宅で亡くなられたそうです。ご主人が仕事から帰ってきたときに倒れていたそうです。既往歴はなく、それまでとても元気だったそうです。ご主人も信じられないご様子で、沈痛な面持ちでした。
市民の不安を少しでも解消するために、ワクチン接種後に亡くなった事例について、行政はできる限りの情報公開をすべきです」
(略)
男性には既往歴がなかったため、専門家部会ではある委員からこんな質問が出た。
「このかたはほとんど基礎疾患がないが、今後死因等に関する情報は出てくるのか」
これに対して厚労省の担当者は「追加情報を収集して、改めて本部会で示したい」と述べるにとどまった。
さらに別の委員がこんな質問をぶつけた。
「3回目接種で、死亡例や大きな副反応が出ている。そういったかたは1回目や2回目に重篤な反応がなくても、(3回目に重篤な)反応が出ることはあるのか」
そこでも厚労省の担当者はこう答えるのみだった。
「過去のものまでは集計していない。今回はあくまでも3回目の分の報告です」
1、2回目接種で副反応を経験した人、もしくは経験していない人が、3回目で重篤な副反応に見舞われるのか、というのは国民が3回目接種を決断したり、接種後の体調を見守ったりする上で、非常に重要な情報だろう。3回目接種後の副反応に対する厚労省の危機意識のなさがうかがわれた。
※女性セブン2022年2月17・24日号
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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