今回、話を聞いたのは、2月上旬にオミクロン株に家族内感染した、東京都在住の世路塔子さん(仮名・43歳)。コロナワクチンは「ファイザー製」を昨年7月と8月に2回接種済みだ。息子さんが帰省した2日後の2月5日(土)夜、塔子さんにも同様の「鼻水、喉の痛み、微熱」の花粉症のような症状が現れる。2月8日(火)、症状がひどくなってきたので、塔子さんは医療機関(発熱外来)を受診。次の日にPCR検査結果が出て、陽性と診断された。
以下は塔子さんが体調の異変に気付いた2月5日(土)の後、時系列で症状を追わせてもらったものだ。
【1日後】2月6日(日)、鼻水や倦怠感があった。花粉症かと思い、自宅にあった花粉症の薬を飲む。しかし、効果は感じなかった。
【2日後】2月7日(月)、悪寒を感じ、急に寒くて仕方ない状況。体温を測ると38度の発熱を確認。さらに、倦怠感、頭痛、身体の節々の痛み、鼻水。症状から「もしかしてインフルエンザにかかったかもしれない」と思う。頭痛や身体の節々の痛みを取りたくて、自宅に保管しておいた鎮痛剤(ロキソニン)服用。しかしほとんど効果がなかった。
【3日後】2月8日(火)、症状がひどくなってきたため、医療機関(発熱外来)を受診。症状は前日と同様で、38度の熱、倦怠感、頭痛、身体の節々の痛み、鼻水。PCR検査を受け、医師に「対症療法ですがお薬出しますね」と言われて薬を処方される。処方されたのは、ロキソニン、モンテルカスト錠、デキストロメトルファン臭化水素酸塩錠、アラミスト点鼻液。薬の説明書には鎮痛、鼻水や咳を鎮める、抗炎症などそれぞれの効果が書いてあった。
【4日後】2月9日(水)、PCR検査が陽性になる。症状は37度の熱、倦怠感、鼻水、喉の痛み、咳。病院で処方された薬を飲む。オンラインで仕事をしている人たちに「オミクロン感染した」とは言いだせず、無理をして仕事をすることに。
【5日後】2月10日(木)、症状は倦怠感、鼻水、喉の痛み、咳。病院処方の薬を飲む。
【6日後】2月11日(金)、症状は倦怠感、鼻水、喉の痛み、咳。病院処方の薬を飲む。
【7日後】2月12日(土)、鼻水は出なくなったが、同時に「匂いがわからなくなっている」ことに気づく。症状は喉の痛み、咳。病院処方の薬を飲む。
【8日後】2月13日(日)、症状は「完全に匂いがわからない」のみ。特別な対処はなし。
【9日後】2月14日(月)、症状は「完全に匂いがわからない」のみ。特別な対処はなし。
【10日後】2月15日(火)、症状は「完全に匂いがわからない」のみ。特別な対処はなし。
その後も匂いがしない状況が続く。(略)コロナのデルタ株では呼吸が苦しくなるような症状が多かった。そのときと比べて、夫から見たオミクロンの症状は、よっぽど平気そうに映ったのだろう。「私が今回、オミクロンに感染して具合が悪いときも、夫から優しい言葉は1つもありませんでした。自分のときと比べて軽症だからと『症状は軽いし、大丈夫でしょ?』『軽い軽い、そんなのコロナのうちに入らない』と。実際、家事も育児も全然協力してもらえなかったんです。前々から感じていたのですが、本当に残念な人だと再確認しました」
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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