「粘膜の脱毛」「粘膜ギリギリへの脱毛」???

内科医

あまりにも脱毛のことが気になりすぎている肛門科医です。
脱毛の呪縛?が解けません😱

というのも、肛門科外来のだいたい40-60人に1人くらいは脱毛前相談(この状態(痔)で脱毛行っていいか?)だからです💨
ネット上には「痔があると脱毛できない」と書いてあるのです!!!
めっちゃ真剣に調査しました🙆
自己申告すると、エステ脱毛だと100%断られるようです。医療脱毛については6-7割は医師の判断によるという感じでした。

そんなわけで、痔疾患とVIO脱毛について、今度の学会で発表しようかなー、なんて迷ってます。
私としてはいたって真面目なのですが、抄録を読んでくださる学会の偉い先生方はそもそもVIO脱毛という言葉すら知らない可能性もあり、悩むところ…😱

だいたい抄録は完成してるのですが、

抄録作るにあたり、あらためて色々ネットを見てみると
脱毛施設のホームページには、肛門部かどうかにかかわらず、
「粘膜の脱毛」???
「粘膜ギリギリへの脱毛」???
「粘膜有毛部の脱毛」???

という記載も多く、どこのことを言っているのだろう?
とめっちゃモヤモヤしてます😓

百歩譲って、「粘膜ギリギリ」は理解できます。
でも、粘膜有毛部ってどこ????
そんなところありますかね?

ホームページからコールセンターに問い合わせてみましたが、話が噛み合わないので諦めました。
きっとマニュアル通りの電話対応をしてくださってるので、彼女を追い詰めるのもかわいそうか…と💦

皮膚科医、形成外科医、病理医、女性泌尿器科医、脱毛勤務歴のあるナースさんに聞いてみても、皆さん、ん???という感じですわ
私の執着心に巻き込んだ方、すみませんでした🙏

まじめに、組織学の写真とかがっつり調べてしまいました😲

ただ、おそらく言わんとしていることは、
「小陰唇(毛なし)と大陰唇(毛あり)の間の当てにくいところまで、当クリニックではちゃんと当てますよ!」ということなのかな、というのが大半の方の意見。

ちなみに肛門科的には肛門上皮には毛は腺などの皮膚付属器はないので、外痔核の中でも「管外外痔核」という肛門管外の部分にのみ毛は生えうるはずです。実際そんなにお尻の穴のすぐ外側から毛が生えてる人はいませんが。
↑「管外外痔核」なんて言葉、肛門科の中でもマニアック過ぎて、たぶんネットでも出てこないと思いますが…💦

まぁ、当てる必要がない、というとの、当ててはいけないというのはまたニュアンスが違うと思いますが、、、

「粘膜脱毛」について何かご意見あるかた、教えていただけるとうれしいです🙇
あ、「Oライン脱毛と痔」に関しては、いい感じに仕上がってるので、大丈夫です😊語りだしたら止まらない。

肛門科の中でもますますニッチな領域にすすんでいく…😱

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Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ

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