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曹洞宗徳雄山健功寺住職であり多数の著書で知られる枡野俊明（ますの・しゅんみょう）氏著「上手な心の守り方～不安、悩み、怒りをこじらせない、９９のヒント」
本書のテーマは「心の守り方」、枡野氏は心を守るためには心を”強く”するのではなく、”柔軟に”することだと述べています。何があっても無理して逆らわず、流れに身を任せながら、心を健やかに、穏やかに保つ、それを禅では「柔軟心」と呼ぶそうです。柔軟な心で生きると、生きることもずっと楽になるのかもしれません。
本書より印象に残った言葉を引用、一部抜粋しました。
皆さんの心に響く言葉はあるでしょうか？
自分の心、上手に守って、前向きに生きていきたいですね。
適宜、ひと休みする
休みなく走り続けていると、いつか周囲も自分も見えなくなってしまいます。「疲れたらひと休みする」ことを心がけ、無理せずに着実に歩んでいきましょう。
「正しい道」を選択する
「真理」とは、どんな時代も変わることのない物事の正しい道筋を意味します。自分のやりたいことがその心理にかなったことであるならば、何も迷うことはありません。周囲が何といおうと、やり続ければいいのです。
もし周囲が「何か、とんでもないことを始めたぞ」と思ったとしても、必ず受け入れられるようになります。なぜなら、一〇年後、一〇〇年後もあなたのやっていることは真理、正しいことだからです。
不安を「妄想」しない
先のことを心配するのと同様、過ぎたことを悔やむのも「妄想」です。なぜなら「ああすればよかった」「あんなことをしなければよかった」といくら思ったところで、現実に過去をやり直すのは不可能だからです。
将来への不安も過去への悔恨も、実態のない思い。つまりは「妄想」にすぎないのです。そんなものに自縄自縛されて自由に行動できないとしたら、それほどばかげたことはありません。
私たちができるのは、不安に思っていることが現実にならないように、あるいは過去の失敗を糧に成長していくために、いまの仕事に集中することだけです。いま、頑張るしかないのです。
いまに没頭すれば、不安や後悔に悩んでいる暇もなくなります。とにかく行動して、なんの役にも経たない「妄想」とどこかへ追いやってしまうことが一番なのです。
あれこれ考える前に動く
禅の考え方は「即行動」ー。やるか、やらないかの二択ではなく、やるのみ。
行動する前に「これをやっても、労多くして益少なしだよねぇ。やめておこうか。でもやらないと、ダメなヤツだと思われるかなぁ」などと逡巡しないことを重視します。とにかく最初の一歩を踏み出し、状況を見て軌道修正しながら良い方向に持っていけばいいのです。
何かに夢中になる
年齢を言い訳にせずに、新しいことに挑戦し、夢中になれるのはすばらしいこと。心が、人生が、とても充実します。人は心から老いるのです。だから、みなさんも童心に返って、夢中になれることを探してみてはいかがでしょうか。
書籍紹介
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全264ページ 1512円(税込）
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幻冬舎より第２弾。心理学の世界からマインドパワーについて解析！
全206ページ 1620円(税込）
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福岡市の郊外にある太陽の丘クリニックは、豊かな自然に囲まれた癒しのクリニック。必要な検査や投薬は行いながら、西洋医学をベースに患者さん本来が持つ自然治癒力を高める診療を目指しています。遠方から来られる患者さんのためにも土日・祝日も診療を行っています。http://taiyonooka-clinic.com/
Source: ドクター美都の挑戦
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