脂肪肝、侮るなかれ

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

これまで、日本では
C型肝炎ウイルスの肝炎が多く見られ、
肝炎から肝硬変、肝がんを発症するという流れ

ほとんどでした

ですが、C型肝炎ウイルスが
ほぼ100%治療できる
ようになった最近では、
ウイルス性ではなく、その他の原因による肝炎が目立つようになってきています

一番、これから問題になって来るのが、
脂肪肝です

世界人口の30%に脂肪肝を患う方がいて、
その内、15-20%に肝臓内に炎症が起こる脂肪性肝炎
その内の、15-20%は肝硬変症に進展し、肝癌の発症リスクが出てきます

世界人口は80億人くらいですから、
その30%、24億人が脂肪肝・・
母数がとても大きいので、
これから脂肪性肝炎は非常に問題になってくるのです

加えて、肝臓がんの発症リスクには、
高齢、肥満、糖尿病など
その他の要因もありますので、
メタボ社会かつ、高齢化社会の現代病の一つ
とも言えるのです

脂肪肝が進展し、肝がんが発生する場合の問題点は、

以前は、C型肝炎など特定の原因の肝炎を患っていれば、
病院に定期的に受診をしてくださいという事
ができました

ですが、脂肪肝を患っているからといって、
すぐに定期的に病院を受診するようにはなかなかなりません

ですので、脂肪性肝炎から、肝硬変や肝がんになってくるであろう人たちを囲い込むのが難しくなります

そうしますと、何が起こるかと言うと
もともと脂肪肝は言われてたけどという方が、、
何かおかしいな・・と思った時には、
肝臓内に大きな癌がすでに発生しているなど、
発見時に、癌が進行した状態で見つかるケースが増えてきてしまいます

最近来られた、この患者さまも、
B型、C型肝炎ウイルス、どちらも患っておられません

ここ最近、肝臓の数値が上がっていた様ですが、かかりつけ医で様子観察されていたようです

結局、精査の結果、
進行期の肝がんで、
標準的には治療がかなり難しい状態ということで、
岩本内科にご紹介くださいました

スライド2

肝臓がんの治療で確立したたくさんの治療も
肝機能が悪くなってしまっていると、
適応できません

カテーテルを用いた肝動注化学療法は、
肝機能が悪くても、方法によっては
うまく治療ができますので、
早急に治療を始めました

スライド5
スライド6

脂肪肝、侮るなかれ・・
脂肪肝を健診などで指摘されたら、

ASTやALTが上がっていないか、
脂肪肝による肝炎か、その他の肝炎か
まず検査を受けに行ってください

大切なのは、半年から1年に一度は
腹部超音波検査を受けられること、
そして、ある程度ちゃんと肝臓のことが分かるかかりつけ医を見つけることです

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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