乳がんの大部分の患者さんは、
化学療法の必要がなく、
化学療法なしで、より長期に生存できる
という研究報告が発表されています。
乳がん患者さんの70%は
副作用の強い
抗がん剤が必要なかったことになります。
indianexpress.com
多くの乳がん患者さんが
過剰な治療を受けていたことになります。
しかも
副作用の強い抗がん剤です。
この研究結果は
がんの学会では世界最大規模の米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次総会で
発表されたものです。
この研究の成果によって、
最も一般的な型の乳がんと診断された患者の約70%は
抗がん剤は無駄な過剰治療となり
抗がん剤を使う必要がなくなります。
これは
乳がん手術後に
適切な治療法を決定する上での目安となるものです。
オンコタイプDXは
0から100までの数字で表されます。
スコアが25を超える場合には、
再発予防のため化学療法が推奨されます。
低い数値の場合には
それが不要となります。
18~75歳の女性1万人以上を対象にして
化学療法とホルモン療法、ホルモン療法のみのいずれかの治療法を無作為に割り当てています。
遺伝子検査のスコアが11~25のすべての人で、
特に50歳以上の人で
抗がん剤を受けたグループと受けなかったグループの間で
顕著な違いは見られませんでした。
50歳以上の女性でスコアが0~25、
さらに
50歳未満でスコアが0~15の人は、
抗がん剤が必要ないことになります。
一方、
若年層のスコアが16~25の女性の場合は、
化学療法とホルモン療法のグループに若干の有利性が示されたようです。
現在
乳がんで抗がん剤治療を受けている人
その抗がん剤が本当に必要なのかどうか
確認が必要です。
抗がん剤は
多くの副作用が伴います。
身体症状だけでなく、
ケモブレインという
脳にダメージを負ってしまう状態になることもあります。
これは本人は気が付きませんが、
確実に生活の質が劣化します。
必要のない治療であれば
自分の身体を過剰に痛めつけ
人生の質を自ら無駄に下げてしまうことになってしまいます。
QOL(生活の質)を下げ
QALY(質調整生存)も下げてしまいます。
海外ではQALYを考慮して
抗がん剤の使用は控えられるようになっていますが、
抗がん剤使用天国の日本では
使い放題の状態です。
世界の人口の中では1.5%しかいない日本人が
世界の薬の約10%も消費しています。
特に
日本だけは
飴玉のように抗がん剤が処方されます。
英語の論文を読まない医師が圧倒的に多く
慣習的な抗がん剤治療がまかり通っているのが現状です。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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