最近プレイしてハマったフリーゲームはシミュレーションRPGの「グレイメルカ」。
クリア時間はおそらく20~30時間くらい。
ファイアーエンブレムに影響を受けて作られたゲームらしい。
色々なSLGゲームをやって来て、最も印象に残ったシステムがファイアーエムブレムの「ダメージ計算可能システム」で、未だにあのような緊迫感を持つSLGに出会えず、自分で作りたくなった事から製作を開始しました。
実は自分はファイアーエンブレムをプレイしたことがない…。
プレイしたことのあるSRPGは「タクティクスオウガ」と「ファイナルファンタジータクティクス」くらい(他にはフロントミッション2かな)。
これらのゲームも面白かったけど、不満点は「トレーニングモードでレベルアップをするのが面倒」なことと「人間同士のシリアスな戦いだったのに途中から魔物(オウガやルカヴィ)が絡んでくる」ことだった。
しかしこのグレイメルカにはこれらの不満点がなく、フリーゲームなのにこれまでのSRPGの中では一番面白かった。
今回はSRPGグレイメルカを紹介する。
グレイメルカのストーリー解説
8つの国々の戦争を描いた硬派なストーリーで、魔物は出てこない。
物語は主人公ハルカの親世代の話から始まる。親世代の物語からプレイすることで、その後の子世代の展開をより熱く感じることができる。
本編31シナリオ、後日談6シナリオとかなりボリュームがあり、二転三転するシナリオは相当面白い。
最初は登場人物や地名が多すぎて分かりにくいが、第9話「三黒の夜」の衝撃の展開から、物語に一気にのめりこんだ。
物語の舞台はロマテア帝国。すでにアスタンツとフバーラインはロマテアの支配下にある。
序盤は主に魔術大国のドルテとの戦争が描かれる。
ドルテに勝利したロマテアはクルプ、オルハダにも勝利し領土を拡大。バーメイルへも侵攻する。
バーメイルに勝利したロマテアだったが、オルハダで抗帝軍(反ロマテア軍)が蜂起。
ある事件がきっかけでロマテアを追われた主人公は、オルハダの抗帝軍に参加し生まれ育った国と戦うことになる。
オルハダの抗帝軍と同時にコートマ軍がドルテへ侵攻、さらにアスタンツでも反乱が起こる。
領土を拡大しすぎて戦力を分散させたロマテアは苦境に立たされる。
そして沈黙を守るフバーラインも、影で不穏な動きを見せていた。
さらにロマテア帝国の内部でも権力闘争があり、人間関係も複雑に絡み合っている。
このような複雑な戦争模様が描かれており、とても面白い。
グレイメルカのゲーム性
ゲームシステムはファイアーエンブレムと一緒(やったことないので分からないが…)。
攻撃力-防御力=ダメージという計算が可能な戦略システムで、ランダム要素は回避やクリティカルやステータスアップのみ。
支援効果や3すくみに重点を置いており、強いキャラによるゴリ押しクリアは絶対に出来ません。
難易度はイージー、ノーマル、ハード、マスターの4つから選択でき、初心者の自分はノーマルでプレイ。
ファイアーエンブレムは未プレイなので比較はできないが、味方ユニットは撃破されるとロストしてしまうため、死亡者ゼロのプレイ難易度はなかなか高い。
グレイメルカのキャラクター
多彩なスキルを持った個性的なキャラクターが約40人登場する。出撃数が限られているため、どのユニットを使うかを試行錯誤するのがかなり楽しい。
■フェネック
数少ない飛行ユニットで、再移動や再行動などの移動系スキルが揃っている。
基本能力はあまり高くないが、とてつもない移動力の魅力は大きい。
しかし終盤になると戦士系ユニットは苦戦する。
物理防御が高い敵が多く、魔法以外ではダメージをあまり与えられない。
さらに敵全員が命中率を上げるスキルを持っていて、かつ連続攻撃を仕掛けてくるため戦士系ユニットは削られ負けてしまう。
そのため物理攻撃を無力化する「バリア」のスキルを持つ魔導士ユニットの重要性が高まる。
■メレオネ
高い魔力と命中率が100%になるスキルを持ち、回避率が高いボスとの戦闘では必要不可欠な存在。
元々強いが、魔導士系が力を発揮する終盤はさらに存在感を増す。
バリアのスキルも持つため、終盤の敵とも問題なく戦える。
グレイメルカの評価・感想
SRPGはあまりプレイしないのだが、こんなに面白いとは思わなかった。
「タクティクスオウガ」や「ファイナルファンタジータクティクス」より面白いんじゃないかと思う。
フリーゲーム恐るべし。
今度ファイアーエンブレムもやってみようか。
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Source: 皮膚科医の日常と趣味とキャリア
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