まず馬見塚氏は「一番変わったのはテイクバック」と話す。
以前は“インバーテッドダブリュー”と呼ばれるテイクバックで、肩が上がった状態から肘を上げて手を上げて投げる、投げ方だったが、「肘から先じゃなくて、肘よりも手首が先に上がるような上げ方で投げる、という風に変わった」とテイクバックの変化を指摘。
続けて
「日本ハム時代は足を上げて一旦体幹を前に倒して投げる時期。それから足を上げて体幹を前にも後ろにも右にも左にも倒さないで、真っ直ぐ立ったまま投げる時期がありました」
「手術後に足を上げた後に体幹をセカンド方向に思いっきり倒して投げる。日本でいう村田兆治さん型」
と体幹の使い方の変化も説明する。
そして、フォームを変化したメリットについて、肩や肘の怪我のリスクを減らすことができるだけでなく、「以前の大谷選手は腕を思いっきり振ることで160キロを目指してたんですけど、術後は体幹を思いっきり倒すことで、下半身、体幹で作ったエネルギーを効率良く伝える方向で速いボールを投げるっていう風にシフトとしている」と身体に負担をかけることなくボールの質の向上にも成功したとコメントした。
活躍の裏には、手術を受けることだけでなく、フォーム変更という勇気ある決断があったようだ。そういった変化を恐れない姿勢も大谷の魅力の一つと言える。
>「肘から先じゃなくて、肘よりも手首が先に上がるような上げ方で投げる、という風に変わった」
手首から動作開始すれば、、
肘は楽です。
ただ、肘を抜く意識があってのことで、、
いくら手首から上げても肘が緊張していたら意味が無い。
カタチだけでない内部の弛緩位置です。
その緊張をもった肘腕の筋肉のままテイクバックして腕を振ればまた肘を壊す。
元々肘を壊す投げ方をしていたのだから手術したワケで、、
フォーム変更は当然なんですよ。
形だけではない内部のチカラ位置。
肩か肘か手首か指先か、、
主導するポイントを変えると腕の緊張部分も変化していく、、
そこに気づけるかどうかは大事です。
>「手術後に足を上げた後に体幹をセカンド方向に思いっきり倒して投げる。日本でいう村田兆治さん型」
体幹をセカンドに向けるのは、背中をバッターに向けるってことで、、
身体の開きが遅れる分、、
ボールが適正化してシュートしない。
元々デフォルトでシュート回転する投げ方をしていてスライダーは無理なんで、、
スライダーを投げる以上肩甲骨を打者に向けていくアドレスは必要なんです。
それがスイーパーと大化けした理由ですね。
>術後は体幹を思いっきり倒すことで、下半身、体幹で作ったエネルギーを効率良く伝える方向で速いボールを投げるっていう風にシフトとしている
ここはちょっと意味不明かな、、と
>下半身、体幹で作ったエネルギーを効率良く伝える
コレわかっててメカニズムを喋っているのか知りたいです。
イメージで「下半身のチカラ」と言っているだけのヤカラは多いかと、、
地面の反力を使う、、という意味では、、
体幹を後ろ傾斜にすれば、、
左足の踏み込みは以前より浅くなる。
左足が浅くなる分、投げる時に膝は以前より前に出るんで、、
左足をストッパーにせずに投げるんで球速はアップする、、
そういうトータル的なモノです。
筑波大学の教授が「お尻がアップしている」と解析していましたが、、
それは必然的にそうなるんです。
投げ方の結果として、、です。
投げ方全体を観ず尻を上げることを目的にしたら間違えます。
踏み込みが前過ぎると、、
左膝はストッパー化してお尻は残って低くなる、、
踏み込みを浅くして球速をアップさせる、、
これは、前田健太選手も同じことを言っています。
ショートアーム、ショートスタンス、です。
二つはセットですね。
まぁ、そゆことで。
Source: 身体軸ラボ シーズン2
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