私たちが開設しているブログは、
『病気ブログ』
自分が経験した手術や治療、
またその副作用や
日常の過ごし方などを綴ることが多い
時にはつらい心の内や、
不安な思いを吐き出すこともある
「同じ病で
つらい思いをしているひとがいたら、
自分の経験を伝えることで
誰かの役に立つかもしれない」
そんな思いで
病気ブログを立ち上げるひとは
きっと多いのだと思う
が、悲しいことに、
そのブログで訃報を知ることもある
ずーっと更新されないままのブログも
たくさん存在している
更新が止まったままのブログを見るのは、
正直つらい
でも時々、そのブログを開く
そこに彼女がいるような気がするから
あのときのままの彼女が
そこにいるから
そして、
「きっとどこかで元気にしているんだな」
そう思ってみるのだ
もっと悲しいのは、
ブログ自体がなくなっていること
サイト運営会社の中には、
ブログサービスを提供している会社が
いくつもある
が、
採算の取れないブログサービスの提供が
終了することも少なくない
闘病ブログを書き続け
亡くなってしまった方の中に
ブログサービスの提供終了に伴い、
消えてしまったブログが時々存在する
ブログサービス提供終了は、
ユーザーには知らされる
書き続けたければ...
残したければ、
ほかのサイト運営会社に移行するしかない
が、
亡くなってしまったひとの中には、
ブログの存在を誰にも知らせていなかったひと、
また、
ブログの存在は知らせていても、
その後の管理をお願いしていない人は、
ブログ自体がこの世から消えてしまうのだ
こうして、
ネットに残ることが当たり前だと思っていた
が、そうではないのが現実だ
「私が死んだあとでも、
誰かの目に留まってくれれば...」
「私が死んだあとでも
同じ“乳がん”という病で
つらい思いをしているひとの力に
少しでもなれれば...」
「私の経験が、
なにかの役に立てば...」
「私が生きていた軌跡が遺ってほしい」
そう思ってブログをはじめた
だから私は消されたくない
そして、
「私の軌跡が遺るもの」――
と、考えてみた
「本だ!!」
とりあえず、これがある
「結局、この時代になっても
アナログの方がいいのか...」
このブログ、
誰かに託さなければならないかな
それとも、このまま――
まぁ、自分が死んでしまったら、
もうなにもわからないのだけど...
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Source: りかこの乳がん体験記
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