これまで様々なフリーゲーム、クローンゲームを紹介してきた。
最近フリーゲーム(無料でダウンロードできてパソコンでプレイするゲーム)をプレイしているがとても面白い。
主にRPGツクールで制作されているので、グラフィックのレベルはスーパーファミコンくらいだが、ゲーム性で勝負している…
今回紹介するのは、FF6のハックロム「FF6 T-edition」である。
ハックロムとは改造版のこと。
クローンゲームとは違って、原作のロムを入手し、さらに自分でパッチを当ててデータを書き換える必要がある。
そのためプレイするためのハードルはだいぶ高いが、原作のFFF6が好きな自分はかなり楽しめたので紹介したい。
クリア時間は62時間。
原作との違い①追加イベント
t-editionの最大の魅力はたくさんの追加イベント。
原作にもあって欲しかった、ファンにとってはたまらないイベントの数々。
シャドウとストラゴスのイベント。
夢幻闘舞の伝授前にマッシュとバルガスの一騎打ちイベント。
シドを助けたら、セリス、ロックとのイベントあり。
原作では途中で行方不明になったバナンが、世界崩壊後のナルシェに登場。
そしてナルシェ復興イベントが追加され、住民を集めるとショップが開放される。
古代城の地下に封印城クーザーが登場。
封印城の12武器を開放するためにクリスタルを集める。
ギルガメッシュに出会ったり、オルトロスの借金を返したり。
このような多彩な追加イベントを楽しむことができる。
あと酒場にはアイテムがもらえるクエストも追加されている。
原作との違い②キャラ成長
原作ではHPやMPの成長率はどのキャラも同じくらいだったが、改造版では大きく変更されている。
物理キャラのHPが上昇した反面、MPが大幅に低下した影響でダンジョンでのMP管理が難しくなった。
MPがすぐに枯渇するので、MPを消費しない回復特技の重要性が大きく増している。
ダンジョン攻略では、ガウのあばれるが貴重な回復源に。
さらに魔石装備の成長ボーナスがなくなり、それぞれのキャラの個性が際立つようになった。
そのためパーティー編成の戦略性が増している。
原作ではオートで動くキャラだったウーマロが操作可能になっているのが嬉しいところ。
アルテマウェポンで大ダメージを叩き出す。
原作との違い③難易度
改造版のお約束で難易度はかなり高くなっている。
原作と違ってダメージは4桁(9999)でカンストせず5桁までいく。
原作の問題点だった「ダメージがすぐにカンストするので強力な武器や魔法の意味がない」という部分が解消されている。
しかし敵も5桁ダメージの強力な攻撃を繰り出してくる。
ラスボスのケフカは対策せずに挑むと5桁ダメージで全滅。
原作はとりあえずアルテマを連続魔をしておけばよかったが、そうもいかなくなっている。
(敵はダメージ1回ごとに強力なカウンターを繰り出してくるので、連続魔はかなり危険)
原作との違い④追加ダンジョン、追加ボス
ラグナロックの習得魔法からアルテマが削除され、堕天使アルテマのイベントとダンジョンが追加。
追加ダンジョンには強力な武具も眠る(強敵が守っている)。
また一部のボスがFF4、FF5のキャラに差し替えられ強化されている。
召喚獣も懐かしの面々が追加。
まとめ
FF6が好きでロムを入手できる環境にある人は、是非プレイしてほしい。
ちなみにプレイに必要なアイテムは4つ。
- 原作のロムデータ
- 改造用パッチファイル(T-Editionの掲示板)
- パッチを当てるためのソフト(IPSパッチ適用システムなど)
- エミュレーター(推奨はuosnes-20100527、自分はSnes9xを使用)
①、②を入手→③を使って①に②を当てる→④でプレイする
改造用パッチファイルは掲示板から手に入るが、原作のロムデータの入手難易度が高い。
Source: 皮膚科医の日常と趣味とキャリア
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