先生、もうわたし無理です。どうにもできません。
朝のお電話は、在宅生活を諦める以外、ない。
もう無理だ。って言う悲壮な訴えのお電話だった。
彼が彼らしく居られなくなって、
病気がちな奥さんでは体の大きな彼の介護は、
もうそろそろ限界を越えてきていた。
それでも、奥さんは、彼に何かしてあげようとする。
そして、彼も、大好きな奥さんに最後まで甘えようとする。
この愛を後回しにして、何もすることは他にない。
この愛より急ぐものは、他には何もない。
ザイタク愛より急ぐものが、どこにあるだろうか。
訪問入浴と頻回の訪問看護、福祉用具の再調整等々。
うちの保健師らと仲良しで優秀なケアマネさん、
ハイスピードで、全部を調整してくれる。
そして、あとは、僕自身の準備だ。
今日は、午後、僕自身のメンタルを整えた。
2時間のお昼寝の時間を、メンバーが用意してくれた。
本当に有り難い。さあ、大切な人を大切に最期の時まで。
この愛を後回しにして、何もすることは他にない。
この愛より急ぐものは、他には何もない。
良かったら聴いてください。
毎日読んでいただき感謝申し上げます。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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