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みなさん
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
週末、ガンばって走りすぎたみたいで、、、
足を痛めたかもです・・
今週末の北九州マラソン・・
不安になってきました (涙
さて、今日のお話ですが・・・
肝臓がんの発生についてです
肝臓がんは
多くの場合、肝臓に肝炎や肝硬変がある状態から
発生してきます
肝臓がんの発生には
2つのパターンがありまして、
多段階発がんという癌の発生と
De novo(デノボ)発がんという発生です
多段階発がんというのは、
癌になる手前の病変
前癌病変(異形成)が肝臓の中に出来て、
そのあと、高分化肝がんという
比較的おとなしい肝臓がんができてきて、
その後、
中分化肝がんという
いわゆる肝臓がんに変化していくという
段階的に癌の性質が変化していく
癌の発生の仕方です
多段階に癌が変化していくということですね
De novo発がんというのは、
肝臓に癌ができたときから、
既に典型的な中分化の肝臓がんが
発生してくるという発がん様式です
多段階ではなく、段階を踏まずに
いきなり癌が発生してくることになります
本日ご紹介しますのは、
多段階発がんで肝臓がんが次から次と出てきている方です
肝臓の中に
CTで無数に黒く映る病変があります
高分化型の肝臓がんは
門脈撮影CTで黒く
動脈撮影CTでも黒く映るのが特徴(画像の赤矢印)です
一方、中分化型の肝臓がんは
門脈撮影CTで黒く
動脈撮影CTで白く映るのが特徴(画像の黄色矢印)です
この患者さまのCTでは、
無数に門脈撮影CTで黒くうつる病変がありますが、
動脈撮影CTで白くうつる病変は数個
つまり、
高分化型肝臓がんはたくさんありそうですが、
典型的な中分化型肝臓がんは数個の状態と言えます
無数にある場合には、
まず、性質のより悪い中分化型肝臓がんを
丁寧に治療していきます
高分化型肝臓がんは、
数が少ない場合には治療対象になりますが、
無数にある場合には、中分化型になるまで
治療を待った方が、肝機能の温存などの意味で
よい場合もあります
それぞれの癌に
カテーテルを挿入し
門脈動脈同時塞栓療法を行いました
この方も
前医で何度もラジオ波治療をされていたのですが、
追いつかなくなって
当院に来院
すでに2年になります
肝臓がん治療の
難しい点の一つとして、
肝臓がんが出てくる
肝臓自体も肝硬変などの病気を抱えているということです
肝臓がんがいつでも、どこからでもできる
発生母地に肝臓自体がなっているという点です
肝臓がんは厄介な癌です
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Source: ガンちゃん先生奮闘記
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