商業捕鯨が行われていた期間中に、
捕獲されたクジラの平均体長が
たった70年間で最大4m減と劇的に縮小したことが判明しました。
スイス・チューリヒ大学の研究チームは、
国際捕鯨委員会がまとめたクジラの体長や捕獲数などを含む年次記録を、
1900年前後までさかのぼって詳細に調べる研究を行い、
その結果を
米科学誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション」に発表しました。
今回の研究では、
クジラ捕獲量全体の80%を占める
イワシクジラ、
ナガスクジラ、
シロナガスクジラ、
マッコウクジラ
の4種が重点的に調査されています。
その結果、
イワシクジラ、ナガスクジラ、シロナガスクジラについては、
捕獲数の急減が起きる20~30年前から
体長の縮小が始まっていたそうです。
マッコウクジラでは、
体長の縮小が1900年代ほぼ全体にわたって徐々に進行していました。
体長の縮小は、
乱獲による個体数の減少と
保護措置の必要性
を知らせる早期の警報として機能する可能性があります。
1900年代に
人によって殺されたクジラたちの数は
300万頭
にも上ります。
乱獲によって激減していたクジラたちは、
1986年から1990年までの商業捕鯨を一時停止する「商業捕鯨モラトリアム」
によってかろうじて個体群が崩壊から救われています。
個体群が崩壊すれば、
その回復は困難で
絶滅へと近づきます。
でも、
現在では
今なお毎年1,000頭以上のクジラが殺されているのが現状です。
こちらは
ある高速道路のパーキングエリアの売店の風景です。
すごくたくさんのクジラ製品が売られています。
いまの飽食の日本で
クジラを殺す必要が本当にあるのでしょうか。
クジラが増えれば
こんな夢のような光景も
現実に見ることが出来るかもしれません。
こちらは一緒に泳いでいます。
ちなみに
シカゴ大学によるクジラの化石の研究によると、
クジラの大きさは、
450万年前から急激に大型化したことを報告しています。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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