同社はウェブサイト上にコオロギの安全性についての公式見解を掲載したり、取引先や付き合いのある同業者に、消費者からの問い合わせへの回答例を示した文書を配ったりするなどの対応を進めた。だが、ウソの情報を拡散するSNSユーザーに対しては、あえて抗議はしなかったという。
「私も科学者の端くれとして、反論したい気持ちは山々でした。でも広報の専門家からは、『陰謀論絡みで炎上した時は、時間とともに収まるのを待つしかない』とアドバイスされました。われわれが正確な情報やデータを出したところで、炎上させている側は一言『ウソだ』と言えば済むわけで、フェアな議論になりようがないということです」(渡邉社長)実際、炎上は3カ月ほどで落ち着きはじめたが、その余波はあまりに大きかった。
当時のグリラスは、ファミリーマートの一部店舗で商品を販売しはじめ、これから全国に広げていこうという時期だった。大手スーパーからも商品開発のオファーが来ていたが、炎上を機にほぼすべての商談が止まってしまった。「コオロギせんべい」でタッグを組んだ無印良品は「意義のある取り組みをやめてはいけない」と取引を続けてくれたが、食品業界において、一度問題が浮上した商品の取り扱いをすぐに再開させることは難しい。会社に資産があれば持ちこたえられたかもしれないが、グリラスは19年創業のベンチャー企業。これまで赤字続きで、ファミリーマートでの全国展開を機に一気に黒字に転換するはずだった。あまりにタイミングの悪い炎上騒動により事業拡大がストップしたことで、新規の投資話は吹き飛び、資金調達の道が断たれた。最盛期に50人いたスタッフを泣く泣く5人に減らしてコストカットを図ったが、負債額は1億5339万円まで膨らみ、ついに破産を決断した。(略)あくまでコオロギ食にこだわる理由は何か。そこには「コオロギを食べたくない人が食べなくていい未来を作る」という思いがある。
「われわれのミッションは、食糧危機が来るまでに、昆虫食への抵抗がない人を増やしておくことです。タンパク質需要の一部がコオロギに流れれば、牛・豚・鶏肉の価格高騰は抑えられる。よく、『コオロギは食糧危機が来てから食べればいい』と言われますが、食べたくないものを食べざるを得ないのは、不幸な昆虫食の未来です。私も当初は虫を食べることに抵抗がありましたが、そういう人たちが『おいしいから』と気軽にコオロギを手に取るようになれば、食の自由が保障された未来を作れるはずです」
社会に広がってしまったコオロギへのネガティブイメージを払拭(ふっしょく)することはできるのか。少なくとも、渡邉社長の目には不屈の意志が宿っていた。
43: 名無し 2025/02/15(土) 00:07:51.96 ID:n0298/d/0>>39
餌にする大豆で大豆肉作ったほうが需要ありそう🥺
昆虫に限らず、代替タンパク質製品のデメリットは価格の高さです。食用コオロギの生産でも、飼育コスト削減が早急に解決すべき課題となります。特に収穫などの作業ではいまだ手作業に頼る部分が多く、革新的な生産技術の開発が急がれます。もう一つのコオロギのデメリットは、アレルギー食品であることです。
コオロギの外皮成分のキチンは、エビやカニと同様の成分を含むため、甲殻類にアレルギーのある人は食べられません。現在発売されているコオロギ食品にはその旨が表示されていますが、今後は28品目のアレルギー食品表示に、コオロギや昆虫類を追加してもらうことが必要です。
この他の課題としては、低アレルゲン化への品種改良といった方法も検討されています。
なぜ今食用コオロギが注目されている?餌や種類・栄養、デメリットやおすすめ商品も紹介昆虫食が世界的な関心を集めている今、ひときわ注目されているのがコオロギです。 コオロギはその優れた性質が食料として大きな可能性を秘めており、SDGsの観点からも食用コオロギの活用に期待が高まっています。しかし、現時点では ...
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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