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みなさま
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
日曜日、
家からの景色で、畑に小麦が伸びていて、風に揺られそよそよしているのが綺麗です
三男坊が体調崩しているので、心配です
胃腸炎のウイルスが流行っているようです
今日は、治療の話では無く、組織について・・・
ちょっと思うことを・・・
最近、
私の近い世代の40歳代前半の
ドクターが、
大学から離れ、
開業、ほかの病院へ・・というパターンが
多いようです
もちろん、以前から、
この40歳代前半というのは、
医師として、ちょうど節目の世代なので、以前から
悩み多き年齢なのですが・・
というのも、
この世代は、ある程度、医師として一人前になり、
自立してきます
医師は、資格を有する業種ですので、
組織に属していたとしても、次の選択は自由なところがあります
開業医の家系の場合は、父親が、70歳代で
引退を考える時期で、
継承を考えるタイミング、
自分で開業することを考えたときに、
40歳代で30年ローン、
ローンを払いきることを考えると
ギリギリなので、このタイミング、
一方で、大学や大きな病院で研鑽を続けていて、
研究や治療で自分のアイデンティティを確立し始めているタイミングですので、
このまま大学で、頑張り続けるか、
頑張り続けるなら、“教授”という役職を狙うか・・
次の展開を狙うか、、悩み多きときなのです
どの選択を、そのドクターがしても、
その選択を納得し、次の場所でまた活き活き過ごせれば、
個人としては、良いのですが、、
この世代のドクターは、大学、医局、そして、それぞれの分野の
これからの発展の中心となるドクターなので、
本来であれば、出来る限り、大学、医局や研究機関に残って、
バリバリ、その分野を発展させてもらうのが、ベストなのです
ですが、なかなかそうもいかないようです
というのも、
大学や医局、これらの組織が、そのなかで働くドクターに活き活きできる環境を提供できているか
この点が弱いのではないかと思います
これまでは、大学、医局は、医学部ですので、無限に医師を確保できる場所でしたが、
それが、研修医制度や専門医制度など、さまざまな国の政策で、
医局の弱体化が起こり、思ったほど、医師を確保できない状況になってきているのです
その中で、いま、屋台骨となる40歳前後の世代を大事にできなければ、
その組織は、必ず弱体化します
組織においては、
やはり、雇う-雇われるという雇用関係がある訳で、
雇われる側は、組織に貢献すべく、働き
その対価として、雇う側は給与を支払います
ですが、残念ながら、
大学、医局というのは、
医師に対して、満足のいく給与を払うことができません
これは、教授や准教授など、その組織の要職についたとしても、
満足のいく給与は与えられていません
では、どう対価を、雇われている側に支払うか
これを、大学や医局の長は、本気で考えないといけません
給与以外の対価とは何か?
これは、別の言い方では、内的動機付けとも呼ばれますが、
責任を負い、評価される達成感であったり、よい研究が行えているという満足感
いわゆる、やりがいのようなもの、
役職であったり、対外的に評価されていくというような承認
仲間で同じ方向に向かっているという連帯感
こういう様々な内的動機付けで、
大学、医局で働くことに価値を見出させてあげないといけません
自由にしていいから、勝手に活き活きしてくださいでは、
うまくいかないほど、いまの大学や医局の環境は厳しいことに気付く必要があります
古い日本の組織の仕組みである年功序列に従っていたら、
優秀な人材はすぐに流出してしまいます
その結果、何が起こるか・・・その組織の弱体だけではなく、
日本の医療の各分野の発展が陰ってしまいます
日本の医療、研究の質は、世界の中でも稀なほど高いのに、
そのレベルが低下してしまいます
そういうことが起こりうることを、理解しなければなりません
言い換えると、
こういうことに気付いているリーダーとそうでないリーダーによって、
これからその組織が生き残れるかが決まります
淘汰の時代になってきています
順風と逆風では、必要なリーダーの資質が変わります
謙虚に、現状を理解、把握し、必要な変化、改革をする
そういう資質がいまは必要なのではないでしょうか
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Source: ガンちゃん先生奮闘記
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