【楽天iDeCo新登場】ステート・ストリート・ゴールド・オープンとは?低コストで始めるゴールド投資信託を徹底解説

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おはようございます。

本日は、「ステート・ストリート・ゴールド・オープン」という金投資信託をご紹介します。

この商品は、信託報酬が年0.2925%と既存の金投資信託と比べて安いのが特徴です。

また、2026年4月から楽天証券のiDeCoに採用予定となっており、注目が高まっています。

ゴールドは株価ショックなどの危機に強く、希少性のある実物資産であることからインフレに強い性質を持ちます。

また、株式や債券などの他の資産と異なる値動きを示すため、分散投資先としても優秀です。

お忙しい方向けに、60秒でサクッと学べるショート動画も用意しました。

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ステート・ストリート・ゴールド・オープンで始める「守りのゴールド投資」

 

なぜ今ゴールドが注目されているのか?

2025年は株式市場が絶好調ですが、同時に金(ゴールド)価格も史上最高値を更新しています。

安全資産の代表格である金がこれほどまでに買われている背景には、世界経済の不透明感と地政学リスクの高まりがあります。

「株式一本では危うい」と感じ始めた投資家を中心に、資産を守る手段として金の注目度が高まっています。

特に、米中貿易摩擦など地政学的なリスクが高まり、危機回避の動きが強まる局面では金価格が上昇しやすい傾向があります。

このような環境下で、ゴールド投資は「守りの資産」として脚光を浴びています。

 

 

株価ショックに強い「金」の特性

金の最大の魅力は、株式相場が急落する局面で価格が比較的安定していることです。

過去のITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックといった局面では、S&P500など株価指数が大幅に下落する中で、金価格は比較的安定していました。

これは、株や債券といった「金融資産」ではなく、実物資産である金が資金の避難先として買われるためです。

不況時や金融不安が広がると、投資家は「現金よりも信用できる資産」として金を選ぶ傾向があります。

そのため、長期ポートフォリオに金を一定割合組み入れておくと、株価ショック時の値下がりリスクを和らげる効果が期待できます。

金は株式や債券など他のアセットと値動きの相関が低く、分散投資先の1つとして優秀です。

 

 

楽天iDeCoに追加される新しいゴールド投信に注目

以前に解説したとおり、2026年4月、楽天証券のiDeCoに新たに9つの商品が追加される予定です。

 

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その中で特に注目したいのが、「ステート・ストリート・ゴールド・オープン」という金投資信託です。

このファンドが追加されることによって、楽天iDeCoでも本格的なゴールド投資が可能になります。

同ファンドは純粋に金価格の動きに連動するタイプです。

株式や債券ではカバーできない守りを担う存在として、長期投資の中に組み込みやすくなるのは大きな進歩と言えるでしょう。

 

 

ステート・ストリート・ゴールド・オープンの特徴

「ステート・ストリート・ゴールド・オープン」は、LBMA金価格(ロンドン貴金属市場協会)に連動するタイプの投資信託です。

国際的に信頼性の高い価格指標をベンチマークにしているため、透明性・信頼性が高いのが特徴です。

また、為替ヘッジなしなので、ドル円相場の影響を受ける点は注意が必要ですが、円安が進む局面ではプラスの効果が出ることもあります。

信託報酬は年0.2925%(税込)と、ゴールド投信の中では非常に低コストです

さらに純資産額は約20億円と小さいですが、今後iDeCoで採用されることで成長が期待されます。

楽天証券で購入できる最安コストのゴールド投資信託であり、バランスの取れた商品といえるでしょう。

 

 

他社のゴールド投信とのコスト比較

他の金投資信託と信託報酬を比較すると、「SBIのサクッと純金」と「ステート・ストリート・ゴールド・オープン」のコスト優位性が際立ちます。

SBI証券の「サクッと純金」はさらに低コストで人気がありますが、楽天証券では購入できません。

金投資は短期的な値動きを狙うよりも、長期的なリスク分散・インフレヘッジを目的とするのが基本です。

そのため、信託報酬のような固定コストをできるだけ抑えることがリターンに直結します。

iDeCo口座だけでなく、特定口座や新NISAでも購入可能なので、少額からでも始めやすい点も魅力です。

 

 

ゴールド投資をどう位置づけるか?

金は配当や利息を生まないため、株式や債券のような「収益を生む資産」とは異なります。

その代わりに、「インフレに強く、価値が保たれる資産」としての役割があります。

たとえば、

  • 株式:リターンの源泉

  • 債券:安定的な収入源

  • 金:インフレ・通貨価値下落への保険

というように、それぞれの役割を明確に分けて考えると、バランスの取れたポートフォリオが構築しやすくなります。

特に、近年のように地政学リスクが高まり、世界の金需要が増えている環境では、金の保有比率を少し上げておくのも一つの戦略だと思います。

 

まとめ:楽天証券iDeCo採用で注目度が高まる低コストゴールド投信

「ステート・ストリート・ゴールド・オープン」は、信託報酬が低く、国際的な金価格に連動し、楽天証券のiDeCoに採用予定というゴールド投信です。

「株式の長期・分散・積立」の基本方針を守りつつ、金という異なる資産クラスをうまく組み合わせることで、より安定した資産形成が実現できます。

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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