【2564徹底解説】グローバルX スーパーディビィデンド日本株の魅力|高配当×増配×分散が揃う優秀ETF

内科医

 

おはようございます。

本日は、「グローバルX MSCI スーパーディビィデンド(2564)」をご紹介します。

日本株やREITの中から、配当持続性が高い25銘柄に厳選投資するETFです。

分配金利回りが約4.0%前後と高く、増配傾向が続いているのも大きな魅力です。

また、ETFを使用すれば銘柄入替やリバランスを全ておまかせできるので、初心者の高配当投資にも最適です。

60秒でサクッと学べるショート動画も用意しましたので、よろしければどうぞ!

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グローバルX MSCI スーパーディビィデンド日本株(2564)の特徴と魅力を徹底解説

 

日本の高配当ETFが人気の理由とは?

日本株市場では昔から「高配当株が強い」という特徴があります。

実際、国内のファクター指数を比較すると、高配当株指数は市場平均やバリュー株、グロース株を大きく上回るリターンを示してきました。

株価が低調な局面でも配当のおかげで下支えされやすく、長期投資との相性が良いのが魅力です。

 

高配当ETFを使う最大のメリットは「銘柄入替を自動で行ってくれる点」です。

高配当戦略を個別株で実践しようとすると、配当利回りが低下した銘柄の売却や、新たに高配当化した銘柄への入れ替えが必要になります。

ところが、これを個人でやると売却益が発生し、課税されてしまいます。

一方、ETFの内部で行われる組入銘柄の入替には売却益課税がかからないため、口座内のコストを抑えながら“常に高配当”の組成を維持できるのが大きな利点です。

 

 

グローバルX MSCIスーパーディビデンド日本株【2564】とは?

2564は、グローバルXが提供する「MSCIジャパン高配当セレクト25指数」に連動するETFです。

国内株の中から配当持続性が高いと判断された25銘柄に集中投資するのが特徴で、信託報酬は年0.429%、純資産額は約610億円です。

高配当ETFは純資産の大きさや分配金の安定性が重要ですが、2564はそのどちらも兼ね備えています。

分配金利回りは概ね4%前後で推移しており、分配頻度は1・4・7・10月の年4回です。

さらに特徴的なのが「等ウエイト構成」です。

25銘柄を均等の比率(1銘柄4%前後)で組み入れるため、特定の1銘柄が指数を左右するような偏りを抑えられるのが強みです。

年2回の銘柄入替・リバランスにより、高配当性と分散性を両立させています。

 

 

発売後5年間のパフォーマンスが良好

2564のベンチマークである「MSCIジャパン高配当セレクト25指数」は、配当込みのトータルリターンでTOPIXを上回ってきました。

株価の値上がり益だけでなく、配当の再投資を続けた場合の成長力が高いことが確認されており、長期保有との相性が非常に良いETFだと言えます。

高配当ETFは市場平均と比較するとディフェンシブな動きになることが多いですが、2564はトータルリターンでも負けていないのが大きな魅力です。

増配を続ける銘柄を中心に採用している点が、結果として良好なトータルリターンにつながっています。

 

 

過去5年間の分配金推移から見る魅力

配当投資家にとって最も気になるのが「分配金の安定性」です。

2564は、過去5年間で高水準の分配金を維持しており、年4回の分配によって安定したインカム源となります。

また、直近になるほど配当金額が増えている点も重要です。

これは組入銘柄の増配や、銘柄入替によるポートフォリオの最適化が機能しているためで、長期的な配当成長にも期待が持てます。

高配当ETFの中には利回りの高さを追い過ぎてリスクの大きい銘柄を組み込んでしまい、結果的に減配となるケースもあります。

しかし、2564は増配実績のある企業を優先して採用するため、持続性が高いポートフォリオになっています。

 

 

セクター構成と分散性

2564の組入銘柄は25社と少数精鋭ですが、セクター分散はしっかり意識されています。

1セクターあたりの比率を「20%以内」に抑えるルールがあり、どれか1つの業種に資産が偏りすぎることを防いでいます。

実際の構成比を見ても、証券・商品先物取引業、鉄鋼、建設業など、複数の高配当セクターがバランスよく組み合わせられています。

REITが一定割合含まれている点も特徴的で、株式のみに偏らない構成になっているのも安心材料です。

高配当ETFは金融や商社に偏りやすい傾向がありますが、2564は特定業種に依存したリスクを抑えやすいと言えるでしょう。

 

 

まとめ:2564は“高配当×増配×分散”をバランスよく備えた優秀なETF

2564は、

・持続性の高い25銘柄に集中投資

・等ウエイト構成による分散性

・年4回の安定した配当

・長期的にTOPIXを上回るトータルリターン

という4点が揃った高配当ETFです。

高配当ETFの中でも、安定性・分散性・成長性のバランスを重視したい方に特に向いている商品だと思います。

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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