今年 日本の糖尿病患者は 新しい展開に遭遇できるのでしょうか? それを占ってみます.

学会 刊行物
昨年まで過去10年ほどの日本糖尿病学会刊行物で,主要なものは 以下の通りです.(ただし,これ以外にも特定テーマに特化したガイドなどを多数発行しています)

昨年2025年は刊行物がゼロでした.ちょっと珍しい年でしたね. ただ,学会の「お知らせ一覧」を見ると,このようなアナウンスがあるので,
「高齢者糖尿病治療ガイド2026(仮)」の出版に係る公募について
少なくとも「高齢者糖尿病治療ガイド2026」は発行予定なのでしょう.そして,次の「糖尿病治療ガイド」は 2027年になるようです.
以上の通りなので,2026年は,刊行物を通じて 学会の新しい指針などが示されることはなさそうです.
学会 イベント
食事療法や糖尿病全般にかかわるイベントは, 本年は 以下のものが予定されています.



まだ概要プログラムしか公開されていないので,どのような内容の講演・シンポジウムが行われるかはわかりません.ただ食事療法に関連していそうなシンポジウムの数が,昔に比べれば ずいぶん減ったなという印象です. 2013年頃は 猛烈な勢いで食事療法をテーマとした 熱いシンポジウムが行われていたのですけどね.
糖尿病の新薬
2025年に承認された新薬で糖尿病に関するものは,加齢黄斑変性症及び糖尿病網膜症の注射薬 ブロルシズマブのみでした[PDF].
今年は 日本では これ以外の糖尿病新薬は出ないでしょう.
ただ,米国では ノボ・ノルディスクのウゴービ(セマグルチド)の経口タイプが肥満治療薬として承認されました. 日本でも 追って発売されるでしょうが,その保険適用対象は「治療を要する肥満症」の人に限られます.
なお,この記事などで紹介した レタトルチドは;
その後の進展は報告されておりません.ただ臨床試験は Phase2/3とも順調なようですから,数年以内には チルゼパチド(マンジャロ)のグレードアップ版として,日本にも登場する可能性は高いと思っております.
Source: しらねのぞるばの暴言ブログ



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