では、わたくしたちはこれから一体どのように生きていけば良いのでしょうか。
どの地域(国)に、いつ生まれるか、それらはすべて天の緻密な采配のもとに決められます。
順繰りに巡る人間の転生は、早いも遅いもなく、その瞬間、その場にこそ、神がもっともあなたの命を必要とされる、本当にそれだけです。
わたくしの今、総じて霊視鑑定をさせていただく際に、天がわたくしに降ろすのは、やはり“過去世”から続く“今”という、過去(過去世)から現在(現世)までの魂の変遷です。
それゆえに人は、これまで魂に刻んだあらゆる記憶について、今世の現象を通じて気づき、言動を修正しつつ、転生前の天上にて掲げた目標を達成していく(目的を果たす)ことが、今は引き続き、天は求めているだろうとわたくしは感じております。
“家族”という、生まれてよりの最小単位として互いに引き合う密な縁とは、無論ありがたくもあり、なおかつ、“今世、是非互いにしっかりと学ぶように”という、神よりの最大限の応援でもあるのです。
魂は、過去世の本当にあらゆる出来事を見事に“記憶”しております。ですが実際には、そういった深層の記憶は、顕在意識を優位にすることで、さらに肉体を“ゼロ”地点、いわば、新生児まで戻すことによって、ある意味“無”の状態まで至らせます。
その仕組みは、前回の記事⑨に書いたような、若い世代の“新人類”の魂であれ、それより上の世代であれ違いはありませんが、内実は、“背負っているもの”が異なるのです。
人類が誕生して以来、進化を辿る過程で、人が生き抜くことはどの時代でも簡単ではなかったはずで、命を紡ぎゆくためには、綺麗ごとではない物事が沢山ございます。
そして人間は互いに生き延びるためにあらゆる手を尽くしてまいりました。ときに他の命を奪い、そして自らの命を遂げることも厭(いと)わず。
そういった、人間ならではの“連鎖”は、人の転生を繰り返すごとになお続き、この世に放出された負の感情は、わたくしたちが思う以上にもはや地球を覆いつくしております。
嘆き尽くされた悲しみ苦しみは、もはや“手放して”いくべきなのではないでしょうか。
”手放す”――― ですが、はい、さようなら、とは簡単にいかないのが、神の厳しき御配慮です。
幾度も幾度も、わたくしたちの魂をこの世に転生させ、そして一から(新生児から)再び、両親含めた数々のご縁を引き直し、人生を辿ることを、飽くなきまでに神は求めるのです。
今を生きることで、過去世の因縁をクリアするのは、神が配した本当に大切な仕組みです。
幾度も皆様はこの地上に果敢に転生し、“神様、わたし次こそは頑張りますよ!”と、自らに課した過去世からの課題を懸命に取り組んでいらっしゃるのです。
今とは、過去世の“集大成”です。今の自分を見つめ、縁ある人々とともに丁寧に生き合うことは、過去世で己の未熟さゆえに掛け違えたボタンを、一つひとつ直すことにつながります。人はそうやって生きていくしかないのです。なおかつ、その姿がもっとも尊いと、わたくしは心底思います。
そして、今や時代は、“その先”を見据えています。
過去世よりの人類総じての因縁は、すでに幾重にも地上の現象として現わされております。それらを瓦解するべく、狼煙(のろし)を上げたのが、若き年代の魂たちです。
ですから、この先の未来のために、無論、良きものは古(いにしえ)より引き継ぎ、その一方で、過去の禍根は少しでも解消していかねばなりません。これは同様に、霊の世界にもあてはまるのです(※わたくしが今世、人間として生まれ天よりの御役目を授かったのはひとえにこの解消への貢献のためです)。
わたくしたち大人の年代は、人生の(年齢を上げた意味での)経験者として、せめて少しでもこの時代と、そして若き、未来ある世代に貢献していく(良いものを引き継いでいく)、その気持ちが何より大切です。
そのなかにあって“家族”という絆は、各々の転生の目的をもつ魂が、“これぞ”という学びをするべく契(ちぎ)り合った、避けては通れぬ、大切な通過点です。
ですから家族とは、良いものも、またそうでないことも倍々的に増幅し、各々の人生に影響を及ぼすと申せるでしょう。
“わたしはこういう学びを、あなたからしたいです” “あなたの人生に、どうぞわたしの大切なときをお使いください”ーーー 今も天上の世界では、次に転生するべく魂たちが、家族としてご縁の引き合うために約束する、そのまさに真剣な話し合いがおこなわれております。
それが家族という、強い“絆”で結ばれた、魂たちの真の姿です。
以上。
***
※応援して下さる方は、下の2箇所のクリックをしていただけますと、大変励みになります。
■精神世界ランキング
■人気ブログランキング
※ご質問はコメント欄へお寄せください。
内容を拝見し、お答えが可能なものに関しては、順次ブログにて回答を掲載させていただきます。
***
Source: 神々からのメッセージ
コメント