免疫力が意識される時代になりました。
今日は、
扁桃体
です。
いまだに生後1~2ヶ月齢で
売りに出されてしまうわんこたちがいる・・。
赤ちゃんから幼児の時期に母親と一緒にいることは
とても大切です。
脳には
扁桃体
という部分があります。
図は、人間のものです。
犬でも同じ組織があります。
BrainConnection.com
こちらは犬の脳。
紫の部分が、扁桃体です。
出典:獣医解剖学/チクサン出版
大脳側頭葉にあり、
ここには
恐怖や不安は、
エネルギーの流れをブロックする作用があり、
心身の病気に繋がり易くなります。
愛情から切り離されたグループと
比較研究では、
扁桃体内のベンゾジアゼピン類受容体の数が、
かなり多くなることが判明しています。
この影響は、
一生に渡って続きます。
成長してからの不安や恐怖を調節する脳の生理機能に
大きく影響することになるのです。
愛情をたっぷり与えられた子供は、
不安や恐怖に対処しやすくなり、
愛情がなかった子供は、
不安や恐怖に対処しにくくなってしまうのです。
愛情と発育の関係に関する研究もあります。
1つの群だけ、
1日3回15分間体に触れることを2週間続けました。
その結果、
体重と頭囲が有意に増加し、
行動指数も向上しました。
妊婦の栄養状態が悪く、
治療室に入れない未熟児は母親と同じベッドへ入院することになりました。
死亡率が少なく、
よく育っていたのです。
お母さんとの触れ合いがいかに大切かを物語っています。
触れ合いがとても大切なのです。
触れ合いには、
身体的な触れ合い
と
心の触れ合い
があります。
成長ホルモンの分泌が活性化し、
体重が増加、
成長もよくなります。
この影響は大人になってからも続きます。
ジョンズ・ホプキンス大学で
親子関係と病気との関連を長期間に渡り調査しています。
この研究報告では、
特に健康上のリスクが高く、
コロンビア大学の研究では、
収入別の比較も行っています。
全米1099人の子供を対象にした調査で、
年収2万5千ドル(約300万円)未満の貧困家庭の子供たちは、
年収15万ドル(1800万円)以上の家庭の子供たちより
脳の表面積が、最大6%小さいという結果でした。
この論文では、
その一因として、
親と過ごす時間が少ないことが挙げられています。
ハーバード大学の学生を対象に
子供の頃の親の養育を調査し、
さらに35年後の健康状態を調査した研究があります。
9500人を対象にした子供時代の有害体験と疾患の関係の研究では、
大人になってからの健康状態が悪く、
癌や心臓病、怪我などの原因で死亡率が高いという結果でした。
このような論文は、
とても多く報告されています。
現代社会では、
心身の接触が少ない空白の時期がある場合もあります。
幼少期の愛情がいかに大切か。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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